【閉店】英国にも肉じゃが!?NHK「世界入りにくい居酒屋」登場の「ONE BRIDEWELL」でリバプールを味わう! #cx2britain

2015/02/12お酒,イギリス/英国BRIDEWELL,NHK,リバプール,世界入りにくい居酒屋

(2019/01/28追記)
2018年末の時点で閉店していると聞いております。その後現地に行った方から「閉店してました」との情報を得ました。現在同建物2階のバーでスカウスが食べられるそうですが、あまり美味しくないとも聞きました…。

BRIDEWELL Liverpool #cx2britain

あの番組のあの店に行きました!

キャセイパシフィック航空で行く マンチェスター&ロンドンの旅!で最初に訪れた街、リバプール。初日のランチは、かのNHKによる神番組「世界入りにくい居酒屋」でお馴染み「ONE BRIDEWELL」です。超、ちょううれしい!

「BRIDEWELL」で監獄ロックを歌おう

英語に明るい方なら、「BRIDEWELL」という名前を聞いて「ん!?」と思われるかもしれません。

それもそのはず、BRIDEWELLの意味は「監獄/刑務所」。そう、このお店は監獄だった場所をリフォームして使っているのです!なんと1850年ごろから、100年もの間使われていたんですよ。本物です、ホンモノ。そしてその後は1970年代まで警察署として使われ、その後はなんと音楽スタジオ。それから紆余曲折を経て開かれたのが、こちらの「ONE BRIDWELL」なんです。

#cx2britain

こちらお店の外観。すごい街中なのに、ありえない高い壁が「入りにくさ」を醸し出しています。その通り、ここはNHK公認の「入りにくい」お店なのです。

公認!?というのも、NHKには「世界入りにくい居酒屋」という番組がありまして、まいどまいど、地元の人に愛されるコアな居酒屋を紹介しているわけです。時にはお客さんがお店を掃除する謎の店、またある時には昼間っから銀行員が飲んだくれる謎の店。そして時には刑務所のように見えるが料理が絶品というギャップで人気の謎の店…ってそれはここのことですが、そうなんです、こちらのお店は料理がうまいことで人気なんですよ!

 

ボリュームよし、料理よし、雰囲気もよし!

さて、それでは中に入ってみましょう。

#cx2britain

#cx2britain

このプレートの正体がわからなかったのですが、どうやら「チャールズ・ディケンズ」という有名な英国作家に関係がある建物(恐らく当時は刑務所か警察署)だったようです。

 

#cx2britain

ちゃんと?鉄格子も現存。

 

#cx2britain

店内は至って標準的なパブ…と思いきや、

 

#cx2britain

お店の奥は普通に留置所風でした。ああ、そのまんまなんだなあ。

#cx2britain

我々は25番房に入室。

#cx2britain

快適そうな感じです。それにしても、ここが刑務所/留置所だったのか…。

 

#cx2britain

早速名物料理とビールを注文します。ちなみに僕は日本のビールは飲めませんが(正確にはちゃんとした機材で出す生ビールは飲める)エールやIPAなどは飲みます。

 

#cx2britain

おっと、お父さん想いの店主娘さん登場。詳しくは番組をば(リンク先は音が出ます)

 

して、名物料理を3つ連発でご紹介。

BRIDEWELL Liverpool #cx2britain

まずは英国のソウルフードとも言える、フィッシュアンドチップス。これが、僕が日本で食べたことのあるものに比べてサックリ軽いし、味付けも絶妙で…うまい。こんなに軽い食べ物だったっけ?こちらではビネガーソースをかけて食べるのも定番とのことでそちらもためしたのですが、なんと、なんとなんと、いいじゃないですか。正直フィッシュアンドチップス見直すわー。チップスも見ての通りのざく切りで、ほくほくでたいへんに美味しい。

 

BRIDEWELL Liverpool #cx2britain

みんなでうまいうまい言っていると、来ました名物料理フィッシュフィンガーバディ。

NHKのサイトにレシピが載っていますが、こちらビールを隠し味にした衣(しかもパン粉使用)で新鮮な生のタラをフライしまして、ルッコラをはさんでチャパタサンドにしたもの。お店オリジナルのソースが絶妙で、いくらでもいけちゃう感じです。サイズ的には…サブウェイのサンドイッチ3〜4つぶんくらいありますが、ペロリと食べてしまいました。

もちろんビールとともに!(なお、残念ながら、これまた名物のひとつ「監獄ロック」ビールは冬期販売無しとのこと。というのも、これ常温発酵ビールだからなんですよね。冬じゃ発酵しないわけだ)

 

BRIDEWELL Liverpool #cx2britain

なーんて話をして盛り上がっていると、きた!ついにきた!「ザ・ソウル・オブ・リバプール」という母なる料理、それがこちら「スカウス」です!!

こちらは、いわばイギリス風肉じゃが。いや、リバプール風肉じゃがといったほうが正しいかも?イギリスビーフをタマネギ、にんじん、じゃがいもと煮込んだものです。それだけ聞いても、明らかに肉じゃが。

お味のほうは、肉じゃがよりもスパイシー。でもどこか懐かしい味。もちろん各家庭ごとにレシピの違う料理だそうで、リバプールには無数のスカウスがあるようです(余談ですが、リバプールで寄る店寄る店スカウスがありました)。

これ、居酒屋には欠かせない料理ですよねえ。なんだかリバプールのことが身近に感じられてしかたがなかったです。

BRIDWELL、見た目は怖いけど人情風味が強くて、いい店じゃないか…。

 

のりおのまとめ

ちなみに平日昼間なのに混んでましたから、やっぱり人気店であるみたいですね。隣の房では地元のエバートンのサポーターが録画のプレミアリーグを見て沸いていました(この日はこの後クリスタル・パレスとのアウェーゲームだったので、気合いを入れていたのだと思われます。ちなみにその後行われた試合は0-1でエバートンの勝利!良かったね!)。

ちなみに場所はこちら。

ネタ的にも大変よいお店ですので、リバプール観光の際には、ランチなり飲み会なりに、ぜひどうぞ!

 

関連リンク

世界入りにくい居酒屋のリバプールの回。音が出るので注意。

リバプール(イギリス)|世界入りにくい居酒屋|NHKオンライン
http://www.nhk.or.jp/nikui/01_liverpool/index.html

 

お店のWebサイトはこちら。

Welcome to Liverpool One Bridewell – Historic Pub and restaurant in the centre of Liverpool 0151 709 7000
http://www.liverpoolonebridewell.com/

 

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。