F-05Fのカメラでより近づいてマクロ風撮影をするための方法を解説します
F-05Fのカメラの使い方に関して、いま、僕より詳しい人がいるだろうか。はい、開発の人がいましたー。
ではなくて、実は今回、極秘指令としてF-05Fのプロモーションサイトに使う写真の作例づくりを依頼されておりました。
>ARROWS @ | ARROWS NX F-05F フォトギャラリー
http://atfe.fmworld.net/at/howto/detail_fr.html?cmid=52&hfid=196
そこでかなり試行錯誤しまして、F-05Fカメラの実力を余すところなく引き出す!?マクロ撮影のテクニックを確立しましたので、以下ご紹介します。
このプログラムでは、ケータイ電話の本体のみをご提供いただき、回線などは自己負担の上で、自由なレビューを行います。
まずは作例から行ってみましょう
わかりやすく作例からご覧下さい。
写りがいいので、雰囲気が出ます。これだけ日光が強くても破綻しないのは素晴らしい。
花は良く撮影するので「こう撮りたい」が明確にあるのですが、なかなかどうして、わりと良い感じに応えてくれました。このテントウムシとか、言わなければ携帯電話で撮ったってわからないんじゃないでしょうか。
室内で寿司。焼いたタケノコのグラデーションが美しいこと。
空の抜けもいい。
こちら、これから解説しますが、こうシビアにマクロっぽいピントを合わせて撮ることもできます。ちなみに、少しトリミングしております。それくらいはしないと色々と制約がある中で構図が作れないため。
もじゃもじゃして解像度が必要な写真も問題なしだー!
どうでしょう?マクロ的に撮影することもできるんですね。でもこの方法、普通にやったらできません。なぜなら、ピントが合わないから。
ということで、どうやればいいのかを以下解説します。
「少しだけズーム」を活用せよ
F-05Fの最短撮影距離は、ちょっとしたテクニックを使うことでグッと縮めることができます。
それがこの技「少しだけズーム」です。F-05Fではカメラ時に画面を2本指でスワイプするか、ズームゲージを動かすかでズームすることが可能ですが、これを1段階だけ行います。ちなみにF-05Fの場合デジタルズームですので、ズームすればするほど画質が落ちることになっています。しかし1段階だけならほぼ画質が落ちないようです。これはそれを利用しているわけですね。
不思議なことに、この1段階ズームを行うと、非ズーム時よりもあきらかに近いところへとピントが合います。しかも被写界深度が浅くなるのか、背景のボケも強調されるような気がしました。ということで、まずはこの「少しだけズーム」を覚えて下さい。
微妙なピントは勘と回数で勝負
さて、この少しだけズームでかなり寄れるようになるはずですが、それでもなお問題が出ます。これはタッチAFの限界だと思うのですが、そこまでシビアな「点」にピントを合わせることが苦手なんですね。
じゃあどうするかといえば、ここは少し根性が必要です。
まず少しだけズームをします。次に、平面に対してなるべく最短距離になるよう、ピントを合わせます。
そしたらそのピントを保ったまま、撮りたい点に近づき、画面を参考にピントがあっただろうところでシャッターを切ります。いわゆる「置きピン」ってやつですね。こうすることで、タッチAFで合わせるのはシビアな「点」にもピントを合わせることが可能になります。
この「しべ」にピントを合わせるには、そうした工夫をしているんですね。でもこれが、まるでスマホで撮ったんじゃないような写真に仕上げてくれるんですよ。ぜひチャレンジしてみてください。
ここだけは直して欲しい、ピントの仕様
さて、ここまで試して1つだけ直してほしい仕様があります。それは、1枚撮るごとにピントが解放されてしまうものです。法則性はわからなかったのですが、どうも最短撮影距離くらいを狙って撮影すると、1枚撮影するごとにピントを合わせ直さなければならなくなりました。これは大変面倒で、AFロック(ピントを決めたらその距離を保ってくれる)機能が欲しいなあと思いました。iPhoneなんかは長押しするとロックしてくれるんですよね。この機能1つだけで表現力とかできることが大幅に増えるので、ぜひ次のアップデートでお願いします!
では、レッツNX!!!
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