僕とCHAGE&ASKAと10代の青春(前編)

2014/05/20読み物CHAGE&ASKA,GUYS,チャゲアス,最安値,音楽

10代はチャゲアスとともにあったのりおです。

まあ、そういうことになってしまった今日この頃ですが、少し思いの丈を書いておこうかなと。

僕とチャゲアスの出会いとなった「スーパーベスト II」

僕とチャゲアスの出会いは、中学1年も終わりかけの春でした。当時、周りではCDコンポを所有することがひとつのステイタスであり、人気の楽曲についての話題なんかも増えてきた頃合いでした。

そんな折、親にCDコンポを買ってもらえるチャンスが巡ってきました。悩みに悩んで決めた機種は、Kenwoodのアローラ。型番は忘れましたが、ダブルカセットデッキにCDプレイヤー、ラジオチューナー、そして憧れのDSPを搭載した、当時の僕にとっては夢のようなモデルでした。

そこで問題となったのが「はじめて買うCDは何にするか」です。そこで近所のすみや(静岡県ローカルな音楽ショップ)に行ったところ、真っ先に目に付いた商品がありました。それが1992年3月25日にリリースされたばかりの、CHAGE&ASKA「SUPER Best II」です。このアルバムには、当時誰でも知っていた名曲の「SAY YES」や「僕はこの瞳で嘘をつく」から、超名曲の「太陽と埃の中で」「LOVE SONG」「WALK」などなど、それはもう、凄まじい曲のラインナップでして、僕は一目見た瞬間から購入を決めてしまいました。

これが僕とCHAGE&ASKAの出会い…だと思っていたんです。

しかし、実は違ったんです。

同アルバムでCHAGE&ASKAにはまった僕は、ひとつ前のベストアルバム「SUPER BEST」を購入します。すると、そこにはあったんです。無意識下のうちに、ずっと誰の曲かもわからず口ずさんでいた曲が。それこそ初期の名曲「万里の河」でした。

まさかこの曲がチャゲアスの曲だとは。中学生の僕にとって、それはまさに運命を感じる衝撃的な出会いでした。そして、そこからさらにチャゲアスへと傾倒していくことになったのです。

 

あまりのかっこよさに痺れた「GUYS」

そうして過去アルバムを買い始めた中学生の僕に、さっそくの新譜が届きます。それが当時としては珍しいロンドンレコーディングを敢行したアルバム「GUYS」でした。1992年の11月7日のことです。まさかベストアルバムから半年で新譜が買えるなんて!と思ったか思わなかったかは忘れてしまいましたが、もちろん発売日にアルバムをゲットしました。

家に買ってきて、コンポで再生した時のショックといったら。音が、音が違うのです。「これがロンドンの力か…!?」と思えるほどの、あきらかな既存アルバムとの音の違い。なにより生々しい本場のホーンセクションが入った「HANG UP THE PHONE」など、まだJポップしか聞いてなかった僕には新しい世界以外のなにものでもありませんでした。

そして同アルバムといえば、なによりタイトルチューンの「GUYS」です。ショックでした。こんなにかっこいい曲があるのかと、あまりに衝撃を受けて、10回くらい聞き直した覚えがあります。

そして気がつきました。歌詞のブックレットの最初に載っているASKAの歌詞が、曲のエンディングの部分で小さな音にて歌われている歌詞だと。なんだってー!!!!とまたもや衝撃を受けたことを思い出します。ここの歌詞、おまけだと思っていたのに曲に使われていたなんて。

限り無いもの
流れ行くもの
遙かな夢のにぎわいを
懐かしむように
抱きしめたい

5月の空を
駆け回る鳥を
思い出せれば
どこまでも

どんどんボリュームは下がっていくんですが、音量を上げてよく聞けばこの通りに歌っている!感慨に浸っていると次の曲が大音量で再生される!そんなやりとりが何度合ったことでしょう。なんども確かめるにあたり、巻き戻しの楽なCDって素晴らしいなあ〜と思ったものですね。

ああ、チャゲアス。おまえはなんてニクイ演出をしてくれるんだ。

他、冷静に聞けばチャゲ最強の曲だと思っている「CRIMSON」だとか、スバルのCM史上もっとも良かったCMだと思う「no no darlin’」だとか、ASKAが20年・30年後の自分に向けて書いたと言われてしみじみしてしまう「野いちごがゆれるように」だとか、もうね、捨て曲ない凄い濃密なアルバムだったわけですよ。

そりゃ、どんどんチャゲアスにはまるだろ!というのは自然の流れとしか考えられませんでした。

 

布教にいそしむ中学高学年時代

そんな盛り上がる翌年、「YAH YAH YAH」のスーパーヒットで飛ぶ鳥をも落とす勢いだったチャゲアスが、また新譜を出します。それが名実共に「史上最強のタイアップアルバム」である「RED HILL」です。なんせ、13曲中9曲がタイアップだったというお化けアルバムです。最終的にはほとんどタイアップになったんじゃなかったっけ?

このアルバムがあまりに素晴らしく、感銘を受けすぎた僕は、学校においてチャゲアスの布教活動をより活発に実施することになったのでした(つづく)

 

つづきはこちら

僕とCHAGE&ASKAと10代の青春(後編) | エアロプレイン
https://airoplane.net/2014/05/21/my-chage-aska02.html

僕とCHAGE&ASKAと20代と人生と(終章) | エアロプレイン
https://airoplane.net/2014/05/22/my-chage-aska03.html

 

著者プロフィール

Norio NAKAYAMA ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。 2000年よりテキストサイト、ニュースサイト時代を駆け抜けそのままブログへ。国内外への旅行やガジェット、日々の出来事などを紹介中。 旅と大宮のブログ「エアロプレイン」運営。Yahoo!ニュースさいたま市担当。三島市出身。アイラ島、青ヶ島上陸済。JFA公認C級サッカー/フットサルコーチ。チェコ親善アンバサダー。ScanSnapプレミアムアンバサダー。エスパサポ。中小や飲食マーケアドバイザーとDX支援、広報PR。お仕事相談はお問い合わせより。

2014/05/20読み物CHAGE&ASKA,GUYS,チャゲアス,最安値,音楽

Posted by norio nakayama