僕とCHAGE&ASKAと20代と人生と(終章)

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10代の終わりでチャゲアスとさよならしそうになった僕を支えたものとは?そしてチャゲアスがくれた人生とは?

先に前半と後半をどうぞ。

僕とCHAGE&ASKAと10代の青春(前編) | エアロプレイン
https://airoplane.net/2014/05/20/my-chage-aska01.html

僕とCHAGE&ASKAと10代の青春(後編) | エアロプレイン
https://airoplane.net/2014/05/21/my-chage-aska02.html

仲間がいた

大学院生になった僕は、友人のボードゲームのホームパーティーに参加します。ここで偶然出会ったのが、なんとチャゲアス好きの女性でした。しかも、チャゲアス好きのグループがあって、そこの会合に誘ってくれるというのです。

今でも忘れませんが、会合は焼肉とカラオケでした。そして、終始チャゲアスの話しかしませんでした。

そこでやっと僕はわかったんです。好きなアーティストができることって、聞きたい曲や買いたいCDが生まれるなんてことは些細なことで、本当に大切なのは、仲間ができることだったんだって。

この日のカラオケは好きなだけチャゲアスが歌えました。どの曲も、みんな知ってくれていました。勝手に合いの手やハモりを入れました。最高でした。

 

まさかのコンサートデビュー

こうなると、現実的になってくるのがコンサートへの参加です。思えば金銭的な厳しさに加え、プラチナチケット化していて参加できなかった史上最大の作戦をはじめ、チャゲアスのコンサートはあまりにも遠く、遠く、それはマッキーの歌だ、とにかくコンサートに行くなんてことは想像もできない未知の存在でした。

ところがこの仲間たちは言うのです。コンサートに行こうと。チケットも取れると。

そうして僕がはじめて行ったコンサートこそ、結成25周年ライブ、いわゆる 熱風コンサートという野外ライブでした。もちろん伝説のライブのオマージュです。

このコンサートは、その名の通り、今までの名曲を全部やってやれ的な構成で、あまつさえパラダイス銀河やふたりの愛ランドまでやる始末。というか、そもそも前半で万里の河が出てきてすでに僕は感無量です。

実はこのライブ、直前まで豪雨だったんですよね。前日は絶対延期だろうなと思ってました。でも、開催直前になって晴れたんです。晴れたんですよ。

間違いなく、僕の人生の中でチャゲアスが絶頂を迎えた瞬間でした。

 

そして伝説へ

その後、実は、僕はチャゲアスのCDを1枚も買っていません。なぜか、それはチャゲアス仲間を連れてきてくれたその人が奥さんになったからです。アイテムは彼女が全て買っています(笑) そう、気がつけばチャゲアスが縁で結婚までしていました。人生とはどこできっかけができるかわからないものです。

これも偶然ですが、僕がコアファンの頃は彼女がチャゲアスをよく知らず、逆に僕がよく知らない最近を彼女が詳しかったりして、面白いものだなと思いました。

これもひとつのファンの人生。チャゲアスがくれた人生です。

 

今日から明日に

今回の事件により、多くの人が悲しい思いをしているだろうし、また多くの人が迷惑を被り、憤慨しているかもしれません。でも、今までいろいろなものを与えてきてくれたのも彼らなら、これからのいろいろなことを与えてくれるのも彼らに違いありません。それが良いことなのか悪いことなのかは、きっと何十年もたたなければわからないんです。僕もチャゲアスファンやってて良かったと思うまでに10数年かかりましたからね。

だから今はただ受け止めて、自分が思うようにやればいいんだと思います。だから僕は曲を聞きます。PRIDEをビッグツリーを、太陽と埃の中でを。

 

最後に tomorrowの歌詞を少しだけ載せておきます。今は余計なものは見ず、聞かず、自分の思い出だけで十分。いろいろあったけど、嫌いになるとか、そういうレベルじゃないんだと思う。

 

今日から明日に 変わるだけ
夜の川を ひとまわりするような
円い場所で

心が上手く行けない夜 ほんのすきに

新しい靴を盗まれた
あの日のように恋は

捜し疲れた顔をしながら もう歩かない

愛しては愛される ただそれだけ
今日 明日とつながるだけなのに

変わらない失くさない 口にすれば
削られるような 気がするのは何故?

 

三部作でした

僕とCHAGE&ASKAと10代の青春(前編) | エアロプレイン
https://airoplane.net/2014/05/20/my-chage-aska01.html

僕とCHAGE&ASKAと10代の青春(後編) | エアロプレイン
https://airoplane.net/2014/05/21/my-chage-aska02.html

 

最後に、某出版社さん、二番煎じになるからそのタイトルはかっこわるいですよ。