一度は行っとけ!静岡で開催される大道芸ワールドカップは想像の遥か上だった!
三島市生まれの地元大好きのりおです。いつか静岡県や伊豆の観光大使に就任するのが夢です。
まあそれはいいとして、静岡県の県庁所在地、静岡市では、毎年この時期になると「大道芸ワールドカップ」というイベントを開催しています。開催当初は県民でさえ「なぜ静岡で?」とハテナマークを禁じ得なかったこのイベントですが、気がつけば秋の風物詩として、静岡だけで無く業界的にも定着した感があるようです。
実は昨年、初めて大道芸ワールドカップに行ったのですが、「正直、いままで来なくてスマンかった」という想いでいっぱいですので、ぜひみなさんにも行って欲しいという記事を書いておきます。ほんと、これ、行っとかないともったいない。(この記事は2013年に書かれたものです)
ワールドカップの名前は伊達じゃない
まずは、昨年(2012年)の優勝アーティストをご覧いただきましょう。
尋常じゃあないです。ローラースケートの遠心力を使って、人をぶんまわすとか、まさに「大道芸」。しかも大道芸ワールドカップのすごいところは、こんな芸がほんの目の前、たった2〜3mくらいのところで行われるってことです。まさに観客も「息を飲む」雰囲気がありありで、大道芸ワールドカップの素晴らしい空気を作り上げていると言えます(注:当然ですが、彼らは安全にとても配慮してやっています)。
ちなみに優勝と書きましたが、この大道芸ワールドカップではその優勝者を決める「ワールドカップ部門」と、その他の部門に大きくわかれます。その他の部門にはベテラン参加の「オン部門」と登竜門的「オフ部門」がありますが、この違いはそこまで意識しなくて大丈夫です。基本的に全てのパフォーマンスは無料で閲覧することができるってのが、このイベントの素晴らしいところ。静岡駅前の通り〜駿府城公園を中心として、幾つかのパフォーマンスエリアが決まっており、そこでスケジュールに沿って様々なパフォーマーが演技を行います。
で、先にも書きましたとおりパフォーマーとお客さんの距離が近いこともあって、どのパフォーマンスも大変熱を帯びた感じで行われるんですよ。やっぱり演者と観客の距離って大事なんだなあと思います。パフォーマンスには技術系、面白系、ハイブリッド系があるようで、いわゆるクラウン(ピエロ・道化師)的なパフォーマンスも存分に楽しむことができます。
あまり知られていないことではありますが、基本的に運営はボランティア。駅前商店街の盛り上がりもすごいし、ゼロからはじめた街おこしと考えると、ここまで来たのって凄いなあとしみじみもします。特に初回からTVでの映像を見ていただけに、県民として感慨深いところも多いです。
とまあそんな感じのイベントですが、文字で説明するのにも限界がありますので、ここで一気に写真をご覧下さい。
世界に名だたるアーティストが街角で・公園でパフォーマンスを繰り広げる!
世界の桔梗ブラザーズ。ペアジャグリングで、ピンの本数の世界記録を持っています。シルク・ド・ソレイユ登録アーティスト。
2012年からは発光するピンになり、夜のパフォーマンスも目立つように。そのぶんピンが重くなって大変だとか。
僕らのブラック。ヨーヨーの世界チャンピオンに2度輝き、今年ついに殿堂入り。世界のプレゼンイベント TEDにも出演。今年の後半あたりから露出が加速度的に増えているので、近いうちに世界的アーティストになるでしょう。シルク・ド・ソレイユ出演も果たしました。
このコイン落としを結婚パーティーの2次会でやってもらったのは良い思い出。
海老反りヨーヨーはもはや代名詞。
出店もこれでもか!というくらいありますので、食べ物には困らないはずです。
一輪車をしながら炎のジャグリング。トークがとても面白く、客いじりが最高。まさに「パフォーマンス」です。
中国雑伎団出身のデュオ・インリン。
超軟体に加えて、独特のパフォーマンスを披露。これは薄っぺらい布を回しています。
変態系!?パフォーマンストリオのレザクロスティッシュ。
すごいんだけどキモい、を貫き通します。
クールなツインズパフォーマーのデュオ・ストラホフ。レザクロスティッシュと方向性は同じなのに、この違いはなんだ(笑
リアル・スカイラブハリケーン。
ひょんなことからTwitterでも仲良くしてもらってる、セクシーDA VINCI。こちらは明らかに変態系ジャグラー。
お約束ですが、突如歌謡ショーやブロマイド配布がはじまったりして、老若男女が楽しめます。子供に大人気。客いじりは超一流です。Twitterもどうぞ。
>セクシーDAVINCI (SEXY_DAVINCI)さんはTwitterを使っています
こちらも雑伎団系っぽい、ジョジョ。もう名前だけで大喜びです。
わかりづらいですが、凄まじく細い筒におしりから入って、その後出てきます。こちらも超軟体ですね。
フープも回しまくり。お客さん参加型パフォーマンスです。
冒頭でご紹介したスケーティング・ピラー。
子供はまわすわ
大人もまわすわ。残念ながら、パフォーマンス中の怪我により今年は来日できないのだとか。あのスタイルなら致し方なし…無念。
大人のポールダンス、ヘロイーズ&ウィリアム。4〜5mくらいあるポールを激しく上下しながら妖艶なダンスを行います。一気に3mくらい落下する演技はこちらの心臓もドキドキです。地上すれすれで止まるからね。焦るよね。
世界的ジャグラーの矢部亮さん。ディアボロという巨大な駒を回します。シルク・ド・ソレイユアーティスト。
このテニスボールのパフォーマンスがすごくて、まるで空中静止しているかのように見えるんですよ。
ディアボロをこんな高くまで上げてのジャグリング。圧巻。
2010年の様子もご覧下さい
おまけで、2010年に妻が見に行ったときの写真も上げておきます。
こちらもリアル・スカイラブハリケーン。
最大の衝撃。
一輪車をしながら縄跳びをとびつつ肉まんを売るファミマの店員!かわいい…じゃなくて、すげー!これが大道芸ワールドカップクオリティ!(もちろん自主的な参加です)
2010年の桔梗ブラザーズ。
カッコ良すぎる。
というわけで
驚きも、笑いも、全てが世界クラス。こんなの街角でふつうにやってていいの!?と思うレベルのパフォーマンスばかりです。静岡も街をあげてバックアップしている感じがとても素晴らしいですよ。なんといってもスタッフのほとんどはボランティアですからね。
ということで、このイベント、想像の遥か上をいくパフォーマンスを見に、ぜひ11月最初の週末は静岡へ!
公式サイトなど
2015年は10月31日(土)〜11月3日(火)です。