【惜しまれつつ閉店】まだ健在!三島広小路駅前「一福黄金饅頭」の焼きそばは地元ッ子のソウルフード
誰でも地元にひとつやふたつはソウルフードを持っているはず。静岡県三島市出身な僕にとってのそれは、すがきやのラーメンであり、駒井精肉店のからあげであり、そして一福黄金饅頭の焼きそばでした。
その焼きそばを約20年ぶりに味わうことができたのでご紹介!変わってなかった!
おじちゃんとおばちゃんも、味も健在だった!
最初は昔の記憶に対して外観がキレイになっていたので、お店に気がつかなかったんです。「あれっ?」って。でも中に入ると、そこはもう昔のまま。外装だけ改装したんですね。
おじちゃんが黄金饅頭焼き+接客を担当し、おばちゃんが延々と焼きそばを焼くのは昔のまんまでした。
店内はカウンター席6つ+4人席+2人席で、10人ちょっとも入れば満員。ここに学生時代は仲間と何度も何度も訪れたものです。店内に入れなくて、外で食べたこともあったっけなあ(持ち帰りも可能です)。
目玉メニューは前述のとおり焼きそば。シンプルなものだと280円、肉が入って330円、肉たまごでも370円という涙がでるくらいの安さ。当時と同じ値段だったかどうかは忘れてしまいましたが、お金のない学生にとって最高のおやつでした。なお店名の黄金饅頭もうまいのですが、今回は焼きそばしか紹介しません(笑
焼きそばのポイントは2つあって、ひとつはその麺。いまでこそ富士宮やきそばで有名になった感のある、茶色でゴワゴワ食感の麺は、僕らから「ゴム麺」と呼ばれていました。富士宮やきそばに比べたらかなり細いですが、食感はかなり特殊です。自家製ではないのだろうけど、本当に不思議な麺。
そしてもう1つのポイントが、ソース。こちら一福の焼きそばは基本的に薄味で作られていて、置いてある甘辛いソースで自分の好みの味に仕上げるのが通なのです。
このソースによって
ビフォアが
アフターする。今回頼んだのは肉玉子焼きそば。これで370円ですよ!安い!
ちなみにお水は普通の水道水ですが、どっこい富士のわき水ですから、冷たくてすさまじくうまいです。焼きそばといっしょにお楽しみ下さい。
純昭和のジャンクフードではありますが、懐かしさも手伝って本当においしかった。店内には僕と同じく久しぶりに食べに来た人から、近所らしく常連ぽい人、親子で来た人、子供だけのグループなど、当時のままに混み合っていました。さすがにおじちゃんとおばちゃんはかなりのお歳に見えましたが、元気でお店を続けて欲しいなあと思いました。
「変わらなくて嬉しかったです、お元気で」と声をかけて退店しました。
一福黄金饅頭、ぜひ三島広小路までお越しの際にはお試し下さい!
(2018年6月14日追記)
なんとこの記事を書いた年末に閉店してしまったそうです…。