もう少しで13年!ブログを続けるための心持ちと小技いくつか 2013年春版
12年半も同じサイトを更新していると、色々と続けるためのノウハウが溜まってくるわけで。まーよく続くわと自分でも思います。ただ、僕は基本的に飽き性なので、性格的なところではない何かがあって続いているのだとは思うんですね。
ということで最近こういうネタについて書いてなかったので、さらっとまとめておこうと思います。2013年春版の、ブログを続けるための心持ちや、小技などについてです。
心持ち編
まずは心持ちについて。いわゆる「心が折れる」を防ぐいくつかのTipsだと思ってください。
身近な読者・仲間を作っておく
まずオススメしたいのは、身近な読者や仲間を作っておくこと。この「身近」というのは別に親族や大学の友達、会社の同僚でなくても良くて、例えばネットでつながっているだけの人でもかまいません。この「読んでくれている人がいる」「感想を言ってくれる人がいる」というのを自分で認識しているだけでも、ずいぶん心が折れないものです。コメントなどで批判されたときも、この仲間が大きな助けとなることでしょう。
なんで、とにかくいままでの人間関係は全てリセットして臨みたい!という場合は、読者と仲間が完全にゼロからのスタートになりますから、自分の継続性を支える、強い意志を持った方が良いでしょう。
自分が何なら続いたのか認識しておく
続かない人の多くは、続かないことを続けようとするから続かないのです。続くことは何かと言えば、自分がずっと続けていることに決まってます。習い事でもいいですし、読書でも、TV視聴でも、音楽でもかまいません。趣味なんて最高ですね。自分が続けていることについて書く、それがブログを継続するひとつの近道であります。
ブログが便利であることを知る
続いているブロガーの多くが体験したことだと思いますが「あれなんだっけ?」「いつだっけ?」というとき、自分の記事を見返すことがあるんですよ。これがとても便利。つまり究極の話、自分のためのメモだと思っても十分なわけです。
ただし!自分のために書いていても、世間の目にはさらされています。違法行為や悪いことをガラス張りの部屋でやっているようなものです。そこだけは注意しましょう。
誤字脱字を厭わない
意味が通じないのはアレですが、多少の誤字・脱字でも大丈夫なものです。誤字脱字を気にするよりは、記事として公開した方がよっぽど有益です。
最初から何かを変えようと思わない
目的意識や問題意識をもってブログをやることは大切ですが、それだと、変化が無かった時に心が折れがちです。目的は大事ですが、「何かを変える」という高いハードルでは無くて、まずは「1週間に1度記録を付ける」くらいの低い目標を設定しましょう。
他人を気にしすぎない(他人と自分は違う)
自分がやろうとしたこと、書こうとしたことを先に目にしてしまい、心が折れる人が多いようですが、これは大きな間違いです。たとえばAについて言及する時、あなたとまったく同じ思考・結論が先に書かれていると言うことはほぼあり得ません。それはいままでの人生が違っているからです。「似ている」かもしれませんが「違う」のです。だから、そこは気にしないで書くのが正解です。たった1%の違いが、あなたの記事の価値となるかもしれませんよ。
同様にして、ネガティブ方向のコメントにへこんでブログをやめてしまうのももったいないです。コメントを無視しろ!というわけではないのですが、コメントに対抗して議論するパワーがあるなら、ブログ更新のパワーに使った方が幸せな時は多いように思えます。ただしあきらかな非は認めるべきだと思いますが。
背負わない
背負うものが大きければ大きいほど、それがプレッシャーになったり、公開ボタンが押せなくなる原因になりがちです。先の「身近な読者を作る」とは多少矛盾しているかもしれませんが、最初はあまり多くのものを背負わない方が気楽に続けられるとは思います。もちろん背負った方が続く人もいますので、そちらはご自由に。
何かを叩けばそのぶん自分にも返ってくる可能性があることは覚悟する
ブログ(含むネットの活動)をストレスのはけ口にしている人も少なくはないと思いますが、批判はかならずまわりまわって自分に返ってきます。もちろんそこでディスカッションをするのが目的なら止めはしませんが、まず最初は、自分の好きなものについて書いてみるのはいかがでしょうか。もちろん批判的な内容を否定するわけではありません。ただ、批判的な無いようなのであれば、せめて代替案などがあればいいかなあと思います。批判とはあくまで「あなたの目で見た時」の評価であって、マイノリティな意見である可能性があることは、十分に認識しましょう。
あまりにもPVや影響力を求めることをしない
月間100万PVの○○です!を追い求めるのを否定はしませんが、それって空しくないですか。大きな推進力となる目的があればいいんですが、仮に食べるだけなら、ジャンルを選べば15万PVでもそこそこの収入になるものはたくさんあります。そもそもPVは蜃気楼で、単に「アクセスした人の数」であって、「読んだ人の数」「自分を支持してくれる人の数」ではないのです。もし100万PVの内訳が、ほとんどインターネット上のロボットだったらどうしますか?
もっと言ってしまうと、PVなんて、そのほとんどは「どこにリンクが貼られたか」だけで決まってしまうようなものです。はじめて1週間のブログでも、何かのきっかけでYahooトピックスに掲載されたり、大きなポータルのTOPページに掲載されたり、有名ブログにリンクを貼られたりすれば、無条件に数万PVのアクセス稼げるとは思います。でもそれって、あなたがずっとブログをやる推進力や目的になりますか?なるならいいんですよ。
そもそも僕らがサイトをはじめたような13年くらい前は、正しいアクセス数なんて計測できませんでした。あってCGIか、ReadMeくらいですよ。
大事なのはファンを増やすことだと思います。炎上に乗じて1000人が1日だけ来てくれるよりは、200回来てくれる読者さんを10人作った方が、どれだけ幸せでしょうか。Googleがブログの検索順位を下げている昨今では、より、そう思います。
小技編
次は小技編です。あくまで僕のTipsなので、合う、合わないはご自身でご判断くださいね。
とにかく下書きしておく
いま「面白い!」と思ったことは、夜になって忘れてしまう可能性が高いです。Evernoteなどにメモをとる人もあるようですが、個人的にはガンガン下書きしておけばOKだと思っています。メモを下書きにしてしまえ、ってことですね。やるならスマホから下書き・更新ができる「するぷろ」がオススメ。
>するぷろ
とにかく写真を撮っておく
写真はブログでとても使えるコンテンツです。このとき、ブログの場合は「記録」としての写真が大事で、芸術や作品である必要は無いことがポイントです。必要なものが写っていればいいのです。だから食べたもの、飲んだもの、気になったものは写真にとっておきましょう。スマホなら先のするぷろからすぐブログにアップできるので、便利ですね。ちなみに僕は縦横両方で撮るようにしています。
とにかく10分で1記事書けるようになる
サラリーマンや家庭を持っている方が、長々とブログを書く時間が確保できるか…というと、厳しいですよね。なので、10分で書き上げられるようになると、とってもはかどります。ただし、ゼロから10分で仕上げる必要はありません。電車での移動時間や、ちょっとした合間に、下書きをしたり写真を撮っておきましょう。この10分でやるのは、整えて公開することです。
とにかく宣言する
あなたがソーシャルをやっているなら「これについて書く!」とそこで宣言してもいいですし、目の前の同僚に「よーしそれブログでまとめるわ」と宣言してもいいでしょう。「宣言の力」はわりと強大で、実行力の足しとなるものです。例えば僕であれば、「スライドを撮っても変色しないカメラの使い方」を書くと宣言しているため、近日中にアップされるのは間違いないです。
先の下書きしておくのに近いですが、「宣言」→「下書き」もしくは「下書き」→「宣言」のリズムが人によって違うようなので、そこは自分にアジャストしてみてください。
とにかく続ける
ブログを続ける最高の小技は、とにかく続けることです。この「とにかく」が大事で、細く、細く、本当に細くでも続けていることが大事なんです。写真を上げるだけでもいいです。ランチを記録するだけでもいいです。せめて主観コメントだけは入れた方がいいですけどね。
1年くらい更新していなくても「自分はまだブログを続けている」と思い込んでおくことが大事です。おっとそれは小技じゃ無くて心持ちか(笑
僕も大学の研究が忙しくて、ブログが半年くらい止まった時がありました。その時に昔の読者の大半を失ったのですが(笑)。でも自分はこのサイトを続けているんだと思い続けて、帰ってくることができました。「終わった」と思ったら終わりなんですよね。おっとますます心持ちだ。
ということで、ブログを続ける秘訣を聞かれた時「こうしたらどう?」と話すことの多い内容を簡単にまとめてみました。大事なのは続けること。評価を高めることでは無いことに注意したいですね。
みなさんも「これで続いている」というのがあれば、ガンガン自分のブログに書くと良いと思いますよん。
やっぱこういうのいいね。昔みたいにコラムたくさん書こうっと(宣言の力)
参考
なお本件に関しては、いしたにさんの本がオススメです。あと書くきっかけになったのはコグレさんの記事でした。
>[N] ブログの記事を作成する5つのコツと読者を失う4つの失敗