かき、かき、かき!広島で食べるかきは、知ってるそれと違っていた #dw_hiroshima
広島で衝撃的なものを食べたかったら…僕はずっとお好み焼きだと思っていましたが、違いました。広島で食べる「かき」は、別物でした。そりゃそうだ、漁をしてから提供までの時間が違う!
駅ビルでふらりと入った店が高レベルすぎる
まずご紹介したいのは、広島駅の駅ビルに入っている「かき名庵(かきめいあん)」というお店。ふらりと選んで入ったのですが、地元の人からも「そこ、当たりですよ」と言われるくらい由緒正しいお店だったようです。なんでも創業140年のかき業者が、アンテナ的に広島駅に出しているお店だとか。まじか。そんなすごいのか。
ちなみに僕、生かきが食べられないんです。だから基本は加熱。でも、加熱すると見えてくるものがたくさんあるんですよ。特に甘みとうまみ。おいしいかき・新鮮なかきは、加熱した時のうまみがはんぱない。
たとえば↑の焼きがき。はんぱない。なんだこれ。このうまみ。臭みゼロでこのうまみ。なんだこれ…。
こちらてんぷら。かきのてんぷら初めて食べましたがとんでもない美味しさ。もちろん塩でいただきます。
定番のカキフライ。甘い、甘いよ…。ソースやタルタルじゃなくて塩か醤油で食べたい味。
本命のワイン蒸し。なんじゃこらー!きのこのうまみとかきのうまみにタマネギのコクが加わってとんでもないことになっている。ご飯を、ご飯をください。僕にご飯を下さい。
もちろんお酒が止まらない。
かきってカキフライくらいでしか食べてなかったんですが、大いに反省しました。かきうまいじゃん!すげーうまいじゃん!広島のかき恐るべし…。ちなみに、以下さらにご紹介する翌日の宮島ではもっと衝撃的なことになるのですが。
生まれて初めて、焼きがきを即おかわり
ところ変わって、こちら宮島。中学生ぶりに来たんですが、いやあ驚きましたね。 船着き場から宮島までの間がお買い物&グルメロードになっているじゃありませんか。昔はここまで大量のお店ではなかったような…記憶があいまいなだけ?
なかでも気になるのは、焼きがきの直売ブースです。50mに1軒くらいの割合で大量に存在するなんて!
しかもこんなに片っ端から焼いている。なんだこれ。なんだこれはー!
そんな焼きがきブースが乱立する中で目にとまったのが、こちら沖野水産。なんでもこの通り唯一の、生産&焼きがきをやっているお店らしい。そんなの新鮮に決まっているじゃ無いか!ここに決定。
こちらでは焼きとフライをセットで売っていました。とりあえずフライを食べます。おお、うまい。昨日のかき名庵と同じくらいうまい。でもまあそんなもんかな…と思って焼きがきを食べた瞬間。
ズギューーーーーーーーン
なんだこれー
うめええええ。
うわあああああ。
なんだこれ。すげーうまいんですけど。かき名庵もうまかったけど、さらに輪をかけてうまい。すげーうまい以上のコメントが思い浮かばないくらいうまい。そして歯ごたえも十分。ぷりぷりじゅわー!!!!!!
何が違うのかって聞いたら、まずはこちらのお店、手焼きなんです。装備は軍手だけ(たしか)。かきを閉じたまま手焼き。だからひとつひとつの焼き加減の調整が絶妙なの。して、焼き加減も半生くらいなんですよ。蒸し焼きっていうのかな。
だからすごいの。ぷりぷりなの。じゅわじゅわなの。ぐわあああああ書いていてまたすっごく食べたくなってきた。なんだこれ!ひどい!
ということで、初めて、生まれて初めて焼きがきをその場でおかわりしました。おばちゃんも笑って、1個サービスしてくれる始末ですよ。しかも食べ比べ用に良く焼いたかきをくれました。
こちら、わざと良く焼いたかき。うわーこれも香ばしくてうまいー!!食感が全然ちがう。サクッじゅわわあふわー(焦げの香り)って感じで、すごい、かき焼いただけでこんなに味が違うの?ってくらい違うの。別物なの。
たった2店舗で食べただけですが、ほんと、これは言えます。広島で食べるかきは想像を遥かに超えるくらいうまいし、そして、新鮮がゆえに奧が深い。調理法による味の違いが鮮烈で、楽しみの幅が関東で食べるそれとまったく違います。
ちなみに僕が滞在中に食べたベストは、やっぱり沖野水産の手焼きの焼きがきでした。これはやばかったなあ。
ということで!僕は正直驚きました。もしシーズン中(1月から3月)に広島まできたら、間違いなく食べた方がいいですね。僕がおすすめするのは「焼き」か「蒸し」です。とにかくうまかった!ありがとう広島!
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