円谷プロ全怪獣図鑑は全てのウルトラマン好き必携の1冊であることに疑いない
カイさんに教えてもらった円谷プロ全怪獣図鑑がとんでもない良書だったので、これは!と思いご紹介。
ウルトラマン全怪獣図鑑にあらず、円谷プロ全怪獣図鑑である
この本は、簡単にいうと、円谷プロの怪獣系特撮の全怪獣が載っている。そのこだわりはハンパなくて、人間が怪獣に変装しているものなどは載っていないし、同じ怪獣が2度出る場合もちゃんとフォローしている。僕は子供の頃にウルトラ怪獣全集みたいな、白黒の同じような本を持っていたけど、当然ながらこの本はフルカラー。時系列で怪獣の姿を見ていくことで、着ぐるみの進化や使い回しなども見えてくるから面白い。
そしてここがこの本の白眉だと思うのだけど、この本は「ウルトラマン全怪獣図鑑」ではないわけです。
つまり!ミラーマンやジャンボーグエースなど、円谷プロのウルトラマンを語る上では欠かせない「実験作品」の怪獣達も十二分に楽しむことができるわけです。もちろんレッドマンもいますよ。ウルトラマンを理解するのに、この周辺特撮作品は欠かせないわけです。そこを全て掲載しているっていうんだから、この本の企画者は「わかっている」わけです。
で、そんな本が5千円強で変えるなんて、幸せすぎると思いませんか。僕の知っているこの手の本は、だいたい1万円くらいしますよ。でもこの本は、おそらく円谷プロに敬意を表して(いると思いたい!)たったの5,250円です。
本来なら、永久保存も考えて2冊…いや、次世代のために3冊くらいあっても良いほどの逸品でしょう。なお、先に言っておくとセブンのあの怪獣は収録されていません。欠番です。
突然ですが僕の好きな怪獣 TOP3
ちなみに、折角なので僕が好きな怪獣を3つ挙げておきます。
キングジョー
王道だけどはずせない。ウルトラマン初の合体分離ロボット怪獣はあり得ないほどのカッコよさで僕の目に映っていました。そもそも怪獣図鑑のおかげで、ウルトラシリーズを見る前に(レオまでの)全怪獣を把握していた僕にとって、間違いなく「見てみたい怪獣No1」であり、その地位は見てからもまったく揺るがない、至高の怪獣ということができるでしょう。怪獣の鳴き声の代わりに、電子音だけが響くところもいいよなあ。うん、間違いない。キングジョー万歳。
クレージーゴン
おいおいお前、そうとうセブン好きだろ!?まさか怪獣ロボット至上主義か!?とか言われそうですが、そんなことはなく、とにかくクレージーゴンのその見た目に凄まじいほどのインパクトを受けたのが2位に選した理由であります。巨大なボディにほっそい足、車を食べることだけに特化したカニのような腕。そう、クレージーゴンは車を食べるロボット怪獣なのですが、その食べ足られた車が体に取り込まれるところがシースルーになっていて見えるところもポイントです。細かいですが、僕のもっていた怪獣図鑑では「きち●いロボット」と銘が付けられていたところも重要です(重要か?)
とにかく、クレージーゴンは僕にとって最大級のインパクトを与えた怪獣なのでした。
円盤生物ブニョ
格好良さのキングジョー、インパクトのクレージーゴンときて、次に選んだのがこいつ、円盤生物ブニョです。こいつはなんといっても、ウルトラマンレオをバラバラに刻んだというその強さ、残虐さですよ。なんといっても、力押しが多い怪獣界において、ウルトラマンをバラバラにせしめるほどの戦略で戦ってきたのが素晴らしい。ウルトラマンレオ終盤の円盤生物はどいつもこいつもカッコイイし一癖あるしで最高なんですが、中でもこのブニョはその飄々とした風貌、しかし最強の知略系怪獣として、僕の中に位置づけられています。レオは結局キングの助けを得てブニョを倒すのですが、いやー、ブニョ強かっただろ。
ということで、もしこれらの怪獣が気になったなら、この本で確認してください。そこ、グーグル先生に聞かないの。さらにもしあなたが、ほんの少しでもウルトラマンに思い出を持っているなら。円谷プロにリスペクトの気持ちがあるなら。この本は、必携です。さあ、買いましょう。それしか選択肢は無いのですから…。