「ドライエイジング」のビーフが食べられるAgingBeef大宮店に行ってみた
突然ですが「ドライエイジング」という言葉をご存じでしょうか?知らない方は、ネイチャージモン(6)を読めば全て解決します。とにかくアミノ酸が多くて旨い赤身を食べたければ、ドライエイジングなのです。でも日本ではほとんど見られない…はずだったのですが、この「AgingBeef(エイジング・ビーフ)」では安価に食べられるというではありませんか!
希少部位とドライエイジングを楽しむ店と言い切って良い
このAgingBeefなる店、大宮に出来るまではまったくもって知らなかったのですが、どうやら西日暮里の1号店では出店してすぐに話題の行列店になるほどの人気だとか。そんな店が、まだ出来たての大宮ではガラガラ。行くならいましかない!ということなのです。
お店はとってもおしゃれ。とても焼き肉店とは思えません。
まずはハイボールで乾杯。ロゴがセンスいいんです。よーく見ると牛に見えるし、Aにも見える。
ほんとうに、この白さを保てるのか!?と心配になってしまう店内。
そいえば左手のカウンター、人がおおいですよね。何をしているのかと言えば
なんと、肉は注文を受けてからさばきます!すごいよこれは。
注文からちょっとだけお時間くださいね、なんて、余裕でOKしちゃいます。
さて。
まずはキムチからですね。甘辛くてちょどいい塩梅のキムチです。
さて火を入れます。このお店はロースターで焼けるところがポイントです。最近の高級店はみな炭火にはしりがちですが、なにも炭火=高級ということではありません。
その昔、肉を焼くプロフェッショナルな人から教えてもらったことがあります。
安い肉を焼くなら炭火。
高い肉を焼くならロースター。
炭火は確かに肉の味を引き出してくれる。 安い肉もうまくなる。
しかし炭火の場合火力が均一でないので、肉を焦がしてしまう可能性が高い。
高い肉を焦がすのはもったいない。
なるほどなあと思いました。あれ以来、高級店で炭火だとほんの少しだけ身構えちゃうんです。
では肉に行こう
お肉が運ばれてまいりました。
どどーん!まずは希少部位5種盛り2980円!5種×2枚=10枚なんで1枚当たり298円ですw 2人でいったからちょうどいい!
特撰ヒレはそれはもう素晴らしい赤身の濃厚さが楽しめます。
大トロカルビはさっとあぶって。まるでマグロの大トロです。ほんと、あれ。
僕の大好きなザブトン。とろけます。ドライエイジングは赤身がうまくなるって聞いてたけど、脂身もまあ濃厚ですわ。
本みすじ。良い味するよね。みすじステーキ食べたい。
そしてサーロイン。いままで食べてきたサーロインと違って、味は濃厚なのに、どこかさっぱりしています。
じゅうじゅう。
基本的にちょっと赤身が残るくらいで食べます。ロースターなので安定の焼き加減!やっぱいいよロースター!
して、次に運ばれてきたのがドライエイジングおすすめ希少部位5種盛り。1980円で5種×2枚でリーズナブル。
リブ芯ロース。あまい。うまい。あまい。うまい。あれどこまでもつづくよあーあーあー
クラシタ。はじめて食べました。すごい柔らかさなのに、しっかり味でびっくり。これいいね。
クリ。これも初めて食べました。ドライエイジングならではのこの黒ずみ感。これは熟成の証です。もうね…すごいうまみの大洪水。
定番のランプ。ドライエイジングすると、芳醇な味に変わってました。
シンシン。ランプよりも柔らかく、ふわっふわ。
じゅわー。半生なのにちゃんと焼き色が付くこのロースターが憎い。
ほわー…。
そして開店記念&Twitterフォローサービスでいただいたマキ(サービス品は日替わりです)。これもはじめて食べました。リブ芯のまわりのお肉だそうです。
すばらしい霜降りで、高級サーロインなみの味がします。大ぶりで厚くて、もはやミニステーキ。
うわーんおいしかったよう。これだけ食べて、肉だけなら1人4000円。希少部位を食べると考えれば、破格です。これに対抗するとしたらやっぱり牛蔵になっちゃう。大宮で食べられるのは幸せ以外のなにものでもございません。
サイドでシメ
たまごスープ。
そして冷麺。
くわーうまかった。
ドライエイジングはほんとうに旨味が強くなるんだけど、なにより口の中に入れた時の芳醇さが違いますね。特に香り、これはぜんぜん違う。5月にグアムに行ってアウトバックに行った時も思ったんだけど、ほんと、香りが全然違う。贅沢だけど食べ比べてみたい。
ちなみに今回は、あえて「1皿480円」の和牛カルビとロースは食べませんでした。というのは、人気が出てきた時、希少部位は売り切れになる可能性があるので、今のうちに食べておきたかったから。本当はこの480円の皿にこのお店の全てが詰まっているような気がするので、遠くない未来にこのお皿だけを食べに来てみたいとは思っています。そういえばこのお店、某大手飲食店の腕利きグルメが2日連続で通っていたりもしました。それだけ、確か、です。
ということで、ごちそうさまでした。最後に牛かわいい。
帰り際に気がついたのですが、店頭には個体番号も出てました。
これからドライエイジングは一般化していくのかもしれませんが、それでもしばらくは希少な存在なはずです。それをなるべく安価に、そして希少部位というワクワク感のあるお肉とともに楽しめるこのお店は、それほど遠くない将来話題の店になるのでしょう。それでなくても大宮西口は焼き肉店に乏しかったので、大歓迎であります。ちなみにですが、接客もとてもよかったのでそれも好印象でしたね。
あー、これはまた行っちゃうなあw
ちなみに、道路をはさんだ「じとっこ」とは同じ会社の系列店になるそうです。フランチャイズってことなのかねえ?これは今度聞いてくる予定。
というわけで、AgingBeef大宮店でした。
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