エアロプレイン10年史(5)〜オフ会とガス抜き

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皆様のおかげで、エアロプレインも9月9日にて満10歳を向かえることができました。本当にありがとうございます。

して、10周年企画は粛々と続くのでした。

オフ会を開催しまくる

偽春菜で想定外に読者数を得ることができた僕は、オフ会を毎月やるようになっていました。特に何かしたいというわけではなく、単純に別のサイトの管理人や読者の人と会ってみたかったんですね。その時の付き合いがいまだに続いているものだってありまして、とても楽しい日々だったことを覚えています。

そうえいばちょうど黒い色のサイトと明るい色のサイトが内容も印象もまったく正反対な感じで増え続けていたので、「白ニュース」「黒ニュース」なんて分類の仕方も生まれたりしたっけなあ。コミケの後に新橋でやった「黒ニュースオフ」なんてイベントもありました。

管理者の悩みを共有

さて、そんなオフ会ですが、ニュースサイト管理人たちにとってはこの上ないガス抜きイベントとなっておりました。実は当時Readmeで上位だった人たちを集めて2〜3ヶ月に1回くらいの頻度でオフ会とも言えないような飲み会を開いていたんですね。参加者といえばTECHSIDEのてっくさん、ナリナリドットコムのコ○助さん、裏ニュースの吉野さん、おなじみさらしるさん、永遠の19歳な川背さんなど。

最初は普通に飲み会をするわけですけども、だんだんと「あーこんなことがあってさー」みたいなトラブル共有がはじまるわけですよね。「えーそんなことがあるの!?」みたいな。

当時は今のようにブログ形式の運営ではないため、掲示板を設置したりメールアドレスを表示したりして読者との交流を図るのが主流でした。まあ実際は掲示板ですよね。しかも今ほど高機能ではなく、炎上したり荒れはじめたりした場合、クローズ以外には手の打ちようがない、そんな感じでした。

ですから、サイト管理人も結構大変だったわけです。2chに行けばサイトごとのウォッチスレッドがありますし、批判にはこと欠かないというか。時はちょうどネット広告バブルがはじけようとした時期でもあり、アフィリエイトのような稼ぐ手段に対して嫌悪感を持たれはじめた時期でもあります。些細なことが大きな問題の火種になってしまうことも少なくはありませんでした。

ですから、事例と対策を共有することにはとても意味があったのです。気が付けば横のつながりはとても強固なものになりはじめていたのでした。今でこそブログが炎上したときの対策メソッドが確立しつつはありますが、当時は手探りで最良の手段を探し続けていた気がします。そのせいもあってか、様々なトラブルに対するノウハウはずいぶんたまってのでは無いでしょうか。きっと長く続けることで得られる最大の財産は、読者とこのノウハウなのでしょうね。

化け物サイトの誕生

と、そんな平穏な日々にも大きな波が押し寄せます。いわゆるニュースサイト・テキストサイトに激震が走る事件が起きたのです。それが「侍魂」の中華キャノン事件でした。従来のアクセス規模とは一線を画し、流行のトピックさえも変えてしまった「侍魂」は、やはり化け物サイトと言えたのではないでしょうか。ということで、その辺りの話はまた次回にでも。

(つづく)