キャリーバッグを引っ張っている時に気をつけたいこと
このところ駅を中心に見かけることの多いキャリーバッグ。重いものも手軽に運べるため、女性やお年寄りを中心に利用率が上がっているようですが、反面キャリーバッグ由来のトラブルも増えているようです。トラブルを防ぐにはいったいどうしたら?
キャリーバッグの何が危ない?
キャリーバッグの何が危ないかを考えた時、個人的にはたった1つのことに尽きるかな、と思っています。それは
- 事が起きるのが、自分の後ろ
ということです。
キャリーバッグは自分が後ろ手に引くものですから、通常なら気を利かせられるようなシチュエーションにも対応できない場合が多々あるのです。また、背後で人にぶつけているため、気が付かずに謝罪できないということもトラブルを生んでいるようですね。もちろん他に
- 人ごみでは足元に引いているバッグが見えない
という危険性もあります。以前東京湾の花火大会の帰りにキャリーバッグを引いている若者に遭遇したことがありますが、数多くの人がすし詰めの空間で否応なくキャリーバッグに引っかかったり、足をひかれたりしていました。当然彼らはトラブルの渦中に巻き込まれたようですが・・・。
でもキャリーバッグは便利
だからと言って、キャリーバッグを否定する気にはなりません。重いものを持って移動する際にはどうしても頼りたくなるし、首や腰を痛めて重いものを持てない人にとっては利用の可否が死活問題です。事実、僕も首を痛めてからはキャリーバッグの便利さを痛感しています。
ならば、少なくとも人に迷惑を書けないレベルには気をつけてキャリーバッグを使えば良いのではないでしょうか。ということで、何点か気をつけたほうがよさそうなことを考えてみました。
キャリーバッグ利用時に注意したいこと4点
1.人ごみの中ではなるべく立てて横につける
人ごみで怖いのが、自分に対して垂直に近い角度で歩いてきた人がバッグに気づかず引っかかってしまうことです。これを防ぐためにも、人が多いところではなるべく直角に立てて、かつ自分のすぐ脇でごろごろ転がしたいところです。
2.エスカレーターでは必ず自分の前の段に乗せる
エスカーレーターで自分の後ろの段に乗せた場合、気が付かないうちにバッグが段を踏み外して落下し、将棋倒しを発生させる可能性があります。バッグは自分の前の段に乗せるようにしましょう。
3.土禁の場所では車輪を拭く
屋内や板の間など、土足禁止の場所に持ち込む場合には必ず車輪などの地面に着く部分を拭きましょう。キャリーバッグが屋内に持ち込む石・砂利・土は思ったよりも多いようです。
4.狭い通路に置かない、立ち止まらない
キャリーバッグを持っている場合、あなたが占有する面積は人が3〜4人立っているくらいにも膨れ上がっている場合があります。そのため、狭い通路や階段の前、扉の前などで立ち止まられると、とても邪魔なのです。せめて人通りの少ないところや、部屋の奥のほうまで行って迷惑をかけないようにしましょう。
結局ね
キャリーバッグは便利さと同じぐらい迷惑かつ危険な道具です。気持ちとしては、自転車を引いているぐらいの気分でいたほうが妥当な気もします。
結局最もまずいのは「後ろで問題が発生する」ことなので、キャリーバッグは前方に押し出すことにしてはいかがでしょうか?
ちなみに昨年末にはJR東海よりキャリーバッグ利用についてのお知らせ・お願いが出たりしています。誰もが使っている今だからこそ、マナーと思いやりを持って利用したいところですね。
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