名古屋オーシャンズ、眞境名オスカー監督解任の真相?
Fリーグはじまって以来、といってもFリーグがはじまって2週間ですが、ビックリするような大ニュースが飛び込んできました。それは、Fリーグ唯一のプロチームで鉄板の優勝候補、名古屋オーシャンズの監督をつとめていた眞境名オスカー氏が解雇されたとの一報でした。なんでまた急に、このタイミングで?
フットサルマガジン「Pivo!(ピヴォ)」Webに載せられた噂
今回の名古屋オーシャンズによる眞境名オスカー監督解任は、フットサル界を駆け巡りました。僕の所属していた埼玉県フットサル系の仲間内でも同様です。みんなの反応はおおむね「なぜ!?」「このタイミングで!?」に終始しました。それもそのはず、理由も、タイミングも、全てが解せないのですから。
そんな中で、フットサル雑誌の老舗、フットサルマガジン「Pivo!(ピヴォ)」のWebに気になる話が載っていました。
[続報]オスカー監督はなぜ解任されたのか!?【e】
「オスカー監督、解任!」
衝撃ニュースの直後、本誌は「解任」の真相を知るべく、名古屋オーシャンズの櫻井GMに電話取材を試みた。櫻井GMこそ、今回の監督更迭劇の仕掛人である。
しかし、2日後に記者会見を控えた現時点での同GMの口は当然、固く、「記者会見でお話しします」の一点張り。そこで、これまでに入手してきた事実関係をもとに、本誌独自の推論で「解任」の真実に迫ろうと思う。
(中略)
大きな敗因の1つとして、点取り屋のブラジル人助っ人・マルキーニョスが、オスカー監督らコーチングスタッフの指示に反発するという「内紛」が勃発。ペナルティとして開幕戦遠征のメンバーからマルキーニョスが外れたこともそれ以上のショックだった。もちろん、そのことが監督更迭と関連があるかどうか定かではない。ただ、選手がどうあれ、この時点でコーチングスタッフの求心力が薄れていたことはまぎれもない事実だったのだ。
いくら点取り屋とはいえ、ピヴォが1人いないだけでこれほど得点力が低下し、勝ちきれなくなるものなのか。これでシーズンを戦い切り、初代王者になれるのか。その不安を解消するには、リーグが始ったばかりの今こそ監督を更迭しなければならない……。すべては3日の記者会見で明らかにされるが、それが櫻井GMの最終判断だったと本誌は推測する。
このピヴォの記事では、監督解任の理由として「選手たちへの求心力の低下」「内紛」「経営陣からの信頼の低下」「開幕戦の結果」などの要素を挙げている。もちろんこの記事は推測に過ぎない話なので、信憑性がどれくらいあるかは分からない。でも、僕の周りの名古屋オーシャンズ関係者からも同様な話を聞いた事がある、と付け加えたらどうだろう。
「勝利に徹する」戦術へのくすぶり
僕の知人や、知人の知人には何名か名古屋オーシャンズの関係者がおりました。で、以前より彼らから内情というか今どんな感じなのか、という話を聞く機会があったわけですが、決まってその時聞くせりふとしては「選手にずいぶん不満が溜まっているようだ」というものでした。
そもそも名古屋オーシャンズの戦術は、勝ちに徹するためのドライなものです。良く言えば勝利至上主義。悪く言えばつまらないフットサル。個人的にフットサルの魅力といえば、華麗なコンビプレーや個人プレー、めまぐるしく動く人とボール、そして豪快なゴール…だと思っていますが、名古屋オーシャンズのフットサルは「ミスをしないこと」が前提のものであり、この魅力が備わっているかといえば疑問符がつく状況でした。
そんな状況では、攻撃的で魅力的なフットサルを好む選手から不満が出ないわけがありません。ただ、名古屋オーシャンズはプロであり、そのようなフットサルをする前提で選手は契約するわけですから、不満が出るのは筋違い…という考え方もなくはないでしょう。しかし僕が耳にしていたものが「結果が出ているからなんとか不満を抑えられている」というものばかりだったのは事実です。
で、開幕戦ですが
名古屋オーシャンズには絶対的な点取り屋の助っ人外人「マルキーニョス」がいたわけですが、開幕戦には出ませんでした。その理由はピヴォ(Pivo)によれば「内紛」だったとのこと。確かにプロチームである以上、規律は重要です。内紛があったならその選手を外すこともあるでしょう。しかし、それでチームは引き分けてしまった。そもそも内紛が出るという状況はコーチ陣のマネジメント不足とも言い換えられます。マネジメント不足の上、駒を削ってしまい、なおかつ結果も出なかった。そして上層部からの求心力も低下し、ちょうどよく代わりとなる人材も内部にいた…そんな状況を想像すれば、監督交代も不思議ではないような気がしてきてしまうのですが、いかがでしょうか。
すべては記者会見で
兎にも角にも、全ては10月3日の記者会見、そしてその後の取材で明らかになるのでしょう。今は待つしかありません。しかしこれで名古屋のフットサルが凄く魅力的なものになるとしたら…と考えてしまうと、どうしても好意的にとらえざるを得ません。ひとまず10月20日の「名古屋オーシャンズ vs バルドラール浦安」の試合のチケットを抑えにかかったほうが良さそうだ、ということだけは鉄板なようです。
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