チェコの街プルゼニュ街歩き ビールの聖地はクリスマスマーケットの名所でもあった #visitCzech #チェコへ行こう #link_cz
チェコの首都プラハから車で1時間ほどの街、プルゼニュ。ピルスナー・ウルケルという、現在の主流となる黄金色ビール誕生の地でもあり、まさにビールの聖地と言っても過言では無いこのプルゼニュですが、実はクリスマスマーケットの名所としても有名です。ということで、年末を前に街歩きをした様子と観光スポットをご紹介します。
*チェコ政府観光局と編集長をつとめるLinkトラベラーズの企画にて、チェコの旅に招待されています。
地下道の街、プルゼニュ
このプルゼニュがどんな街か?と聞かれた時、ビール以外にまず答えとして出てくるのがこちら「地下道」というキーワードです。というのも、この街の地下には全長20キロ、3階層にわたっての地下道が張り巡らされており、人々の生活にとってなくてはならない存在でありつづけてきたからです(ただし現在はあまり使われていない)。
ここがいわゆるレベル1の階層。この下に2レベル残っているわけですが、既に深さとしては地下2階程度の印象を受けます。
当時この地下道が何に使われていたかと言えば、もちろん移動の手段としてもそうですが、他にゴミ捨て場、下水道、井戸など、様々な用途として活用されてきました。
プルゼニュの中心部にあるレストラン「rango」はそんな地下道を生かしたお店づくりで有名。
店がその地下道そのものに作られています。
そういえばピルスナー・ウルケルの向上でも、低温発酵のために地下道を使っていましたが、もしかしたらたまたま地下道を使ったらうまくいっちゃった、的な事なのかもしれません。地下道があったプルゼニュでしか誕生し得なかったビールなのかも。
地下道というよりはダンジョンですが(笑
地上の街並みにも風情があるプルゼニュ
さて、まずは地下に目を向けたプルゼニュですが、地上がどうかといわれれば、それは大変に美しいです、という答えとなります。チェコ第4の都市として栄えたプルゼニュには、有名な大学もあり、若い人も多く活気があります。
トラムもかなりの本数が走っています。
イスラム教の宗教施設でもあるシナゴーグは、世界でも3番目の大きさ。国際都市プルゼニュを名実共に表す象徴でもあるそうです。
また街のシンボルである 聖バルトロミェイ教会は、チェコで最も高い塔を持っています。
荘厳な内部はひんやりとした空気で満たされていました。
ステンドグラスも美しく。
さて、先日の記事でクイズを出したこちらのモニュメント、なんだかわかりますか?
実はこれ、噴水なんですね。Y字の左右の先端から水が出て、下の皿が受ける仕組みです。そしてこの形状、実は「Y」をイメージして作ったわけではありません。実はこれ、教会にとって大事な要素である「天使」を模しているのだそうです。水が出ていると羽根っぽさが出て、もう少しわかりやすいそうですが、一発で天使とはわかりませんね(笑
こちらも立派なパブリック・アートです。ちなみに、天使以外にもグレイハウンド、キャメル(ラクダ)があり、この3つがセットとなっています。
モダン建築家「アドルフ・ロース」
教会のパブリック・アートと並んでチェックしておきたいのがこちら、チェコ出身のモダン建築家「アドルフ・ロース」が晩年に手がけたインテリアデザインが、プルゼニュの街で見学できます。
モダン建築家だけあって、デザインと実用性の融合が素晴らしい感じです。
1930年代前後のものが置かれています。とても80年前のデザインとは思えません。
個人的に欲しくなったのがこの新聞を読むためのイス。すごくいい。
ビールの聖地らしいビール博物館
ビールの聖地らしく、ビール博物館も存在します。
ただし残念ながら飲むものは提供していません。あくまで歴史と作り方を学びます(笑
大麦の発芽を促す大事な作業などを体験できます。
ビール工場の模型もありました。これは高まるね。
当時、ビール造りはこんなふうに行われていました。いまよりもより科学実験的です。
歴代のビール瓶。黄金色のビールと、美しいボヘミアンガラスの流行とが重なったというのには、チェコという土地との不思議な関係を感じますね。それがなければウルケルは世界に広まらなかったかもしれません。
チェコ国内最高と誉れ高いクリスマスツリーとマーケット
さて、プルゼニュの街並みをいろいろと紹介してきましたが、今回訪れた12月の目玉と言えば、やはりこちら、クリスマスマーケットでしょう。
こちらに来てみて初めてわかるのですが、クリスマスマーケットというのは、住んでいる人にとって本当に大事な行事なんだなあと感じます。街だけでなく、個人宅を挙げての飾り付け。たくさんの家族連れも訪れていて、とってもいい雰囲気です。そりゃーマーケット自体にも気合い入っているなってことですよ。
ちなみにプルゼニュのクリスマスツリーはチェコでもトップクラスの完成度で、その年の「ベストツリー賞」に選ばれることもあるんだとか。というか、そもそもそういうコンペティションがあること自体驚き!
クリスマスマーケットの、日本でいう屋台には、自作のものから量産品まで、様々なクリスマスに関する飾りと、食べ物が並びます。
なかなか面白いなと思ったのが、どこの街のクリスマスマーケットに行っても、おおよそ構成としては似ているというところですね。この鐘もだいたいのクリスマスマーケットにありました。
鍛冶屋もいて面白いんですよ。
地元の人が楽しみに来ている、という感じがはんぱないですね。観光客的には、表記が現地の言葉と通貨なので、Google翻訳アプリを準備しておくと良さそうです。
Google 翻訳 – Google Play の Android アプリ
この移動式メリーゴーランドも、同じく、おおよそのクリスマスマーケットにありました。日本でいう、夏祭りの移動式お化け屋敷みたいな感じなのかな。でもメリーゴーランドってところがヨーロッパぽい。
というわけで、プルゼニュの街並みをザッと紹介しました。
プラハとセットで楽しみたい!
プルゼニュは、前述のとおりプラハからは車で1時間弱とアクセスも悪くなく、訪れやすい街です。その上、ビールを中心とした独自の文化を構成していて、ピルスナー・ウルケルの工場をはじめとして世界でここだけ!というものがいくつもあります。ここは旅程に入れるのが吉、ですね!
プルゼニュ
Czech Republic – プルゼニュのビール工場博物館
Brewery Museum Tour / Prazdroj Visit
Czech Republic – プルゼニュ2015 - 欧州文化首都
スペシャルサンクス
今回のツアーを主催してくださったチェコ政府観光局、我々を受け入れてくれた各都市のガイドさん、ホテル、各施設の方々に感謝します。 Czech Republic – プラハ また現地での回線を提供してくださったグローバルWi-Fiさん、スーツケースを提供してくださったレンタルサービスのアールワイレンタルさんにも感謝します。僕の旅では欠かせないコンビです。 海外WiFi レンタル | 海外WiFiならグローバルWiFi スーツケースレンタルは日本最大級の【アールワイレンタル】
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