地域一帯の停電は思いのほかカジュアルに発生する…不要な豆知識を得た
先日のこと、突如として仕事をしていた地域の一帯が停電しました。あれ、ブレーカー落ちた?と思ったら、外の信号機まで消えていたわけです。聞けば周辺の複数地域が丸ごと停電したそうなのですが、その理由が想像以上にカジュアルだったので、停電時の対処とともに、こういうこともあるんだなとご紹介。
停電の理由は東京電力の停電履歴サイトに載っている
実は東京電力では、停電が起きるとその情報を公式サイトに掲載しています。停電時は当然ルーターなども停止しますので、携帯やスマホでこのページを確認することになるでしょう。
そのページを見ると、まず驚かされるのが停電発生数の多さです。日本は全国どこでも24時間365日安定して電気が供給されている印象でしたが、実際には(東京電力の管轄だけでさえ)毎日どこかしらで停電が起きています。とはいえ、世界的に見たら圧倒的に停電時間は短いそうですけどね。
例えば2016年1月8日(金)の停電履歴はこんな感じ。
これを見る限りでは、静岡県と栃木県において、合わせて1500軒ほどが実に1時間弱停電していたことになります。
さらに気になるのがその理由で、
お客さま敷地内での設備トラブルの影響
というものが記載されています。どういうこと?というわけでこちら東京電力に問い合わせてみました。
お客様設備トラブルで容易に停電は発生する
質問への回答としましては、まず停電には大きく2種類あって
・東京電力の設備の故障
・お客様設備の故障
のどちらかになるとのこと。特に多いのは後者である「お客様設備の故障」で、例えば大量の電気を消費する工場などでトラブルが起きたとき、地域が丸ごと停電となってしまうことがあるのだそうです。
へー、と思ったんですが、これって結構怖いこと。想像以上に停電ってカジュアルに発生しちゃうわけですね。
今回僕が経験した停電では、一帯の電気が全て消えたんですが、当然ながら道路の信号さえも消えました。大きな道路も真っ暗です。最終的には警官の手信号が実施されましたが、消えたままの信号で運用している場所も多く、なかなかスリルのある状況に陥っていました。こんなに計画停電以来です。これ、真っ暗闇の中、事故とか起きたらどうするの?
こちらも東京電力に質問してみたところ、何か問題が起きた場合は、原因の主に対して東京電力を通じて賠償請求などを行うことになるんだそうです。なるほどねえ。
のりおのまとめ
正直なところ、突然の停電が日本で毎日起きているとは思いませんでした。むしろ馴れていないからこそ、起きたときが怖いかなと。特に冬場の停電は生き死ににかかわるので、ちょっと笑えないですよね。ずっと停電なんて他人事でしたが、今後は真面目に停電したとき用の備えをしておくようになりそうです。
最後に、停電時できなくなって困ったことを列挙しておきます。備えの参考にしてください。
・水が出ない(ポンプを使っているビルなど)
・ガス給湯器も動かない
・エレベーターが使えない
・固定電話が使えない
・ONUやルーターも使えない(ネットが使えない)
・バックアップ電源の無いオートロックは開けっ放しに
・信号がつかない
・道の電灯もつかない
こんな状態が1時間くらい続きますので、ご注意を。
東京電力停電情報
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