JFAの4年間が何だったのかは、ここを見ればわかる

2010/06/11サッカー/フットサル, 読み物soccer, 読み物

まだ僕たちの記憶に深く刻まれている、2006年ドイツワールドカップでの、日本代表の敗退。何も出来なかった・何も無かったと言ってもよさそうなこの大会から、日本サッカー協会(JFA)はしっかりと立ち直ったのでしょうか?4年前のレポートを確認し、今大会を見る上での参考としたい。

テクニカルレポートというものがある

JFAはワールドカップが終わった後に、テクニカルレポートというもので大会の反省と、その後の4年間の指針を定めています。当然ながらその内容は僕たち公認コーチにも通達され、強く意識付けされます。

なおテクニカルレポートのDVD版はこちらで売っています。

では、この4年間のJFAの方針はどうなっていたのかを確認しましょう。

日本は何をすべきか

以下はテクニカルレポートから適宜抜粋します。

今大会を受けて、日本は何をすべきか。冒頭にも述べたとおり、テクニカルレポートは、それを導き出すためのものである。今回のFIFAワールドカップドイツ大会は今後の日本サッカーにとって重要な意味を持つ大会だと思われる。結果はグループステージ3戦で2負1分の勝ち点1、得点2失点7のグループステージ敗退であり、結果を見れば失望感が漂うが、FIFAランキングにも示されたとおり、これが現状との認識からスタートしなければならない。

勝った国との差

勝った国との差は、最終的な部分の差ではなく、「当たり前」の部分の習慣化、徹底のところでの差であったと考える。勝った国が持っていた、全員の高い技術、全員のハードワーク、全員の闘う姿勢というベースの部分を、もっとレベルアップする必要がある。それには大きく根本的な2つの変化が必要である。

ここまで読めばわかりますね。4年前をスタート地点と定めたJFAは、次の2点に絞った改善を進めてきたはずです。それは、日本代表というピラミッドの頂点でこそ顕著に現れているはず!!!

大きく根本的な2つの変化が必要

・守備の意識を変える(ボールを奪いに行く)

・技術の認識を変える(質・量共に)

守備がゆるい戦いが行われている環境では、最適なファーストタッチやパススピード等の技術が必要とされない。待っていれば相手のミスが起こるような甘い環境では、厳しいハードワークが必要とされる甘さや隙のないサッカーの追求は困難である。

うーん、守備の意識、変わりましたかねえ。時間帯によってはプレスが早くなったとは思いますが(でもそれってトルシエの時もできていたよね?)、最後の「奪う」という部分が改善されたとはあまり思えないのですよねえ。

この4年間の集大成こそ、本大会のグループリーグに表れることでしょう。果たして、JFAが4年間言い続けた改善点は、修正されたのでしょうか?必見です。

テクニカルレポートはこちらから

なお、このテクニカルレポートはPDFで配布されているため、誰でも読めます。こちらからどうぞ。

本文がどのようなプレーのことを指しているのかはDVDがわかりやすいです。

全国のコーチを、JFAにお金を払っている人を、ひいては日本代表を夢見ている子供たちを失望させないようなサッカーを期待しています。