ムック『猫カフェめぐり』がすごい
本屋でとんでも無い本を見つけてしまいました。その名も「猫カフェめぐり」。猫カフェ、いいですよねえ。店内にゆるい空気をもたらしてくれるにゃんこを眺めながら、店主手作りのお菓子をほおばり、そしておいしい紅茶やコーヒーを飲む。まさに至福のひと時…。にゃんこが近づいて、あまつさえ膝に乗ってくれようものならもう発狂寸前ですわ。
ということで都内近郊の「猫がいる店」をまとめた本書は、写真も紹介するテキストも、猫好きのツボを押さえたもの。さて、その内容とは?
ちなみにこの写真の猫の正体は、本エントリの続きで明らかになります(笑
気になる『猫カフェめぐり』の内容は?
猫カフェめぐりは、都内近郊の「猫のいる店」を集めたカフェ本です。猫のテーマパークと違うのは、「猫と遊ぶこと」が目的のお店を紹介しているわけではないことです。僕もあしげく通った人間ですので偉そうなことは言えませんが、猫のテーマパークの猫さんたちは毎日大量に訪れる人間(しかも多くはノーマナーのおばちゃんとかちびっこ!)に疲弊気味。
でも、「猫のいるカフェ」はあくまで「カフェにたまたま猫がいる」だけ。もちろん猫を目当てにする人が多いのでしょうが、猫のプライベートはある程度守られています。猫と共生する空間が「猫カフェ」なのです。
そんな猫カフェですから、写真に写る猫はどの子も非常に自然体。眠たければ寝ているし、遊びたければ遊んでいます。そして、取材をしたライターさん(逸見チエコさん)も相当な猫好きなのでしょう。文章がまた優しいんです。
いつのころからか、彼女のお店に行くときはお茶はもちろんですが、その猫に会うのがいちばんの楽しみになっていました。そのお店はバス通りにあるのですが、車中から猫を見つけた人がわざわざバスを降りて来店するほど。
以下では掲載カフェを抜粋してご紹介します!
ねんねこ家
喫茶スペースでくつろぐ子、お散歩にでかけていく子、みんな自由にお店と外を行き来している。
谷中にある「ねんねこ家」は、僕も大好きな空間。谷中という「猫の聖地」にあってまさに「猫カフェ・オブ・猫カフェ」といった趣です。店内で売られている猫グッズもかわいくてとろけそう。当然ながらにゃんこと遊べるかどうかは時の運ですが、窓の外をふと横切る姿を見るだけでもニヤニヤしてしまう、そんな暖かいお店です。
ニューキャッスル
OLさんはじめ街行く人たちが次々に「ポンちゃん!」と声を掛けていく。店の外にはお客さんからプレゼントされたポンちゃんのお家が。
ポンちゃんは銀座でもっとも有名な猫。いつでも店先で僕らの往来を眺めています。ちなみに本エントリ見出しの猫は同じく銀座の「名代そば よし田」の「クロチー」。
プッシーフット
そんなケンシロウくんの可愛さにノックアウトされたお客さんたちから、猫缶やおもちゃのプレゼントがあとを絶たない。(中略)そして晴れてケンシロウくんに食べられる日には、店内のホワイトボードにプレゼントした人の名前が発表されるのだ。
ゴールデン街のナンバーワンホストと呼ばれて久しいケンシロウくんのお店です。さあ、貢ごう(笑
猫カフェのご利用は節度を持って
猫カフェの猫はあくまで店員として扱うべきです。メイドカフェで勝手にメイドさんにしつこく迫ったら怒られちゃいますよね?にゃんこが嫌がることはしない。にゃんこ優先、むしろにゃんこにあごで使われるくらいが丁度よいと思って「M(マゾ)」な気分で訪問しましょう。
本書には他にも多数の猫カフェが掲載されています。超オススメの一冊です。ちなみに一覧のマップなどはありません。ゆっくりのんびりページをめくって猫カフェと猫の姿を楽しみましょう。ちなみに「猫カフェ巡り」ではなく、「猫カフェめぐり」です。検索の際にはお間違えなく。
TOKYOカフェEXTRA 猫カフェめぐり-あの猫に会いにでかけよう- (エンターブレインムック) | |
逸見 チエコ/編
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