旧三島測候所庁舎が国の登録有形文化財に
お兄さんはとても感動しています。
三島測候所の開放されていた庭は、子供の頃の主たる遊び場でして、思い出が詰まっているのです。
そんな測候所が取り壊しの危機にあるというニュースを耳にしたときの絶望感といったら・・・。
測候所を保存すべく、様々な機関に働きかけた諸氏に深く敬意を表します。
概要
平成18年12月8日の文化庁文化審議会文化財分科会の答申で、三島市東本町にある「旧三島測候所庁舎」が、新たに国の登録有形文化財に加えられることとなりました。
市内の登録有形文化財は、18年6月に答申を受け10月に正式な登録となった梅御殿、三嶋暦師の館、丸平商店店舗、丸平商店土蔵などを含め、これで8件目になります。
特徴
旧三島測候所庁舎は昭和5年の竣工後、すぐに北伊豆震災にあいましたが、低層ということ、形状のバランスの良さ、施工の質も高かったと思われ損傷を免れました。構造は鉄筋コンクリート造で、正面中央部が2階、左右が1階建ての左右対称の外観となっています。
モダニズム風のつくりを基調としており、正面2階窓台を半円状に張り出し、玄関のくし型欄間にグリル(鉄格子)とステンドグラスをはめ込むなど、外観に変化をつけていることが特徴です。実用性と機能性を重視するこの種の建築には珍しい意匠性を持つ点などが評価されました。
とにかく、この重要な建築物と、その周辺環境を守って欲しいと切に願います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません