千葉スペシャルにて初の靴磨き体験＠有楽町…靴が光り輝く匠の技術
先日のこと、有楽町でお買い物をしておりますと、駅前に靴磨きをしている集団がいました。彼らの名前は「千葉スペシャル」。千葉さんとその弟子達が集団で靴磨きをしているのです。実は僕、1度靴磨きって体験してみたかったんですよね。そんなわけで1000円を払い、およそ15分ほどの時間を彼らに委ねました。結果、靴はまったく別の素晴らしい何かに変貌したのでした…プロってすごい…。
みるみるうちに輝きが戻り、いや、むしろ新品を超えた艶に
今回僕の靴を磨いてくれたのは、千葉スペシャルの中でももっとも最近入門したという方。
「僕なんてまだまだです」とは言っていましたが、どこらへんが「まだまだ」なのかは僕にはわかりませんでした（笑
それくらい完成度が高いんです。ちなみに一度靴を脱いでビニール袋を履き、さらに靴をはきなおして磨いてもらう仕組みです。確かにこれなら汚れない。
千葉スペシャルってなによ？
そもそも千葉スペシャルってなんなんだよって話ですよね。当日聞いたり帰ってきて調べたことをまとめておきます。
そもそも師匠の千葉尊さんは、有楽町のガード下で15年に渡り靴を磨いてきたベテラン。その技術の高さから、企業の経営者層にもファンが多く、その数は5～6000人にも上るのだとか。ただし最近の有楽町近隣の再開発により閉店へと追い込まれ、しばらくは「郵送」にて靴磨きに対応していたのだそうです。
ただしそこは有力なファンを多く抱える千葉さんです。常連客が交通会館と話をまとめ、晴れて交通会館にて靴磨き業を復活させることができました。同時に乃村工藝社とユナイテッドアローズがスポンサーにつきまして、おそろいでおしゃれなイスやユニフォームが支給されることとなりました。そして最終的には弟子数人を含めて靴磨き集団「千葉スペシャル」として活動再開となったというわけです。
パフォーマンスとしてみても、とても楽しい。1日に多い時で4～50人ほどを磨いたこともあるとか。
ちなみにこの「スペシャル」というのは、千葉さん配合のオリジナル靴磨きクリームの名前。このクリームこそ門外不出なわけです。
これがそのクリーム。磨き、下地、仕上げと段階別のクリームを3種類使うところがユニークです。
指に堅く磨き布を巻き付けて仕事をしてくれます。
みるみるうちに、靴の色が変っていく…。
こんなつや消しだった靴が
最終的にはこんなつやつやに！帰ってきてルミネで働く知人に「新しい靴買ったんですか！？」と言われるほどの光沢です。素人にはこの完成度は無理だ。
ちなみにこのクリームがまたすごくて、撥水・防汚効果に優れているため、汚れたら軽く拭き取るだけで大丈夫だそう。半月経った今でももちろんピッカピカですよ。
やっぱりプロってすごいわ。まさに匠の技。弟子がいるということで、これからも末永くこの技術が伝承されていくといいなあと思いました。ちなみに次は別の革靴を履いて有楽町に向かいたいと思っています。黒だけで無く、茶色などにも対応可能だそうですので、ぜひ有楽町の交通会館で靴磨き体験にチャレンジしてみてください！
＞有楽町駅前の靴磨き集団「千葉スペシャル」、常連呼び掛け交通会館で「復活」 – 銀座経済新聞
＞【きょうの人】靴磨き集団「千葉スペシャル」代表 千葉尊さん（ちば・みこと）さん（５７）「誠実を売れば結局自分に返ってくる」 – MSN産経ニュース
＞有楽町名物の靴磨き屋「千葉スペシャル」が復活 制服はユナイテッドアローズ | Fashionsnap.com
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