次世代とちおとめ「スカイベリー」が大きくて甘くて凶悪なうまさ
突然ですが、イチゴが好きです。イチゴが好きなんです。飲料でもデザートでも、イチゴ味は味見せずにはいられません。ケーキは基本、イチゴのショートケーキ。食べ放題やイチゴ狩りに行けば、おなかが痛くなるまで食べます。そう、イチゴが好きなんです。
そんなイチゴ界に、スターとなることを約束された新人がデビューしました。これはいわば、国民的美少女コンテストのグランプリか準グランプリ。それだけ鉄板な超大型新人です。その名は「スカイベリー」。栃木の未来を担う、次世代とちおとめであります!
なぜイチゴ界に新人が必要なのか
イチゴ界は品種改良が頻繁に行われています。その理由はいろいろとあるのですが、ひとつは需要の変化です。いまはどんどん甘くて粒の大きい、でも大味でないイチゴに趣向が向いている気がします。
もうひとつが、県ごとの開発戦争です。イチゴは県ごとの開発が行われていて、例えば今回紹介するスカイベリーやとちおとめは、その名の通り栃木県の開発したイチゴ。章姫(あきひめ)や紅ほっぺは静岡県、というように、県の威信をかけた新型イチゴの開発合戦が行われいるのです。東日本におけるとちおとめといえば、生産量では天下でしたが、最近の趣向の流れ、つまり大型化などに合わせて、このスカイベリーが開発されたのではないかと考えられました。ちなみにこのスカイベリー、もともとは栃木i27号という開発コードで、最近になってスカイベリーの名称が定められたとか。
さっそくスカイベリーを食す!
ということで買ってきましたスカイベリー。まだ流通量が限られているので、一部フルーツショップでないとお目にかかれないようです。今回はハヤシフルーツ@ルミネ大宮で購入。
いやー粒が大きい。そして、香りが強い。イチゴ狩りまではいきませんが、かなりのイチゴの香りです。これは期待が高まります。
どうやって食べてくれようか…って、そりゃーもちろん試食的な今回は、そのままいただきます。
大きい!スカイベリー(栃木i27号)の紹介サイトによれば
- 25g以上の果実の発生割合が6割を占めるなど、極めて大果。
- 果形は円すい、果色は濃橙赤色で光沢があり、外観品質が優れている。
- 糖度と酸度のバランスが良く、ジューシーでまろやかな味わい。
- 収量は「とちおとめ」よりも多い。
- 炭疽病及び萎黄病に対する耐病性が「とちおとめ」より強い。
栃木県公式サイトより
ということで、大ぶりな果実が特徴みたいですね。収穫量も多くて耐性もあるという、これは最強に近いイチゴなのかも。
大きさはだいたい5センチくらいですね。
さて、ではいただきます!!
うん。みずみずしくて、甘くておいしい。なにより香りがいい。食感も固すぎず柔らかすぎずちょうどいい感じ。酸味は少なめ。おお、これはうまい。うまいっていうか、これはヤバイ…。かなり理想のイチゴの味に近い。
ちなみにお値段は、この大ぶりの粒が12個で680円。だいたい、あまおうの中級品と同じくらいの値段ですかね。もう少し大量生産されたら値段がさがるとは思いますが、新しいイチゴを楽しめると思えば、そんなに高い値段でもないかなと。ぜひ、ご近所のフルーツショップやスーパーを探してみてください!
ちなみに楽天でも売ってますが、プレミアム価格になっております。