奨学金を借りる上で気をつけなければいけないたった1つの事実
某所で奨学金の話が盛り上がっていた際、「これだけは書いておかなければ」ということを思い出したのでご紹介。地獄は学業を終えた後に待っているのです。
進学すればするほど泥沼な「並行返済」
奨学金は、とてもありがたいものです。僕のようにお金がなかった学生でも、博士課程まで行くことができました(いろいろあって単位取得退学しちゃったけど)。
でも、そこに大きな罠がありました。
奨学金は名前こそありがたみのあるものですが、その実は「審査のゆるい学生ローン」に他なりません。でもまあ、借りたものを返すのは当然なので仕方がありません。在学中は返済をまってくれるのも制度としてはまあ、ギリギリまともかな。返済回数も凄まじく長い代わりに、1回の額はたかが知れてますからね。
でもね、最大の罠、これで僕が人生詰みかけてしまった罠というのがあります。
それが「並行返済」です。実はこれ、借りる時に決まりをよーく読んだ僕でも気がついていませんでした。これは何かといえば
- 学部の奨学金
- 大学院(修士)の奨学金
- 大学院(博士)の奨学金
この3つを並行して返せ、ということです。
えっ
と思いますよね。僕もそうでした。1回の返済はたいした額ではない奨学金も、3つを並行して返せとなると話は別です。これ、交渉の余地は無く、並行して返すか猶予申請して止めるかの2つの選択肢しかなくて、本当に困りました。まあどうやって解決したかは、ここでは述べませんが、とにかくこれはあまりに罠過ぎて、どうしようかと思ったくらいです。
もちろん奨学金で博士までいくなよ、って話かもしれませんが、まあ、こういうこともあるよってことで。
なお今はどういう仕組みなっているか知らないので、これが改善されていたならそれはそれで良いことです。おまえの情報古いじゃん!と突っ込んでくださいということでひとつ。
(追記)
いまはまとめることの出来る仕組みがあるそうです。ただ返しはじめる前じゃないとダメみたい?なので、よく確認してみてください。また電話がつながらないんだよなー。当時は大阪にいくつかと東京にいくつかしか窓口がなくて、5時間つながらなかったこともあったなあ。出たら関西弁のおばちゃんで、無碍にされたことも…。
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