【独白】ここを直してくれれば最高だったぜF-03C…
F-03Cへの期待が強すぎたがために…!?本音から言えばちょっと残念だったF-03C。
もうせっかくなので、F-03Cが(僕にとって)完璧超人(端末)になるように全部書いておきたいと思います。F-03Dはきっと100点だ!
固まるシチュエーションがクリティカル
F-03Cを使っていて最も気になることといえば、間違いなく開いた時に一瞬固まることでしょう。開いた時、なかなかメイン液晶が表示されないのです。特にメールを受けた時やiコンシェルを受信した時に開くと固まりが酷く、ボタン入力を受け付けないことも。ただし入力はキャッシュされていて、固まりが解けた後にダダダッと入力されてしまうことで2重にへこみます。うん、ビジネス向けだというSMARTシリーズでこれはダメでしょ。
背面液晶で何でもダダ漏れ
ビジネス向け仕様を疑うケースはまだあります。背面液晶は本当に便利で、閉じたままメールを読めるし、ワンセグも見られるし、ブラウジングだってできてしまいます。斬新だし、新しい。なにより「攻め」ている姿勢が素晴らしいと思います。
でも今までセキュリティを誇ってきた富士通とは思えないんです、背面液晶の仕様は。メールを受けて、背後に気配を感じ、はっと閉じた瞬間…背面液晶に映るメールの内容。開いていたサイト、ワンセグ…。閉じることが状況をクリアすることでもあった折りたたみ携帯において、閉じても状況をクリアできなくなったのは(セキュリティとして)ずいぶんな痛手であるように思えます。
同じ理由で、カメラ起動→閉じる→背面液晶でカメラが起動し続ける、という罠もあります。これで何度電池切れの危機を迎えたことか…。せめて閉じたら終話キーを押したのと同じ扱いにするモードとかあっても良かったのでは。そうでなくても、電池保護のために背面液晶の電源を切る設定があってしかるべきだったと思います。
そういえばカメラキーもちょっと大きすぎですよね。ワンタッチオープンしたとき、長押ししてしまってカメラ起動状態になっていることもしばしば。カメラが起動しやすい&閉じてもカメラが起動し続けるというコンボが、電池残量の失敗を引き起こす原因になっているんじゃないかと感じます。
便利が故に、諸刃の剣となった背面液晶。F-03Cはもう少し優しい設計だったらなあと思います。高性能でデキるやつ。でも、ドライで融通が効かなくて、ちょっと冷たい。F-03Cはそんな感じを受けてしまいました。
本当にF-03Bを使い込んで、とてもとても期待したからこそ。愛情の裏返しとはげに恐ろしきものなのです。
僕は、F-03Bの正当進化が欲しかった
さて、ここからは完全な独り言です。
僕はF-03Bをずっと愛用していました。ドコモの料金体系が変わってはじめて購入した携帯ですから、それは大事に使っていたわけです。F-03Bは本当に神機と言っても過言では無いほどのデキで、その大きさ、薄さ、レスポンス、デザイン…全てが完璧に近いような、素晴らしい端末でした。無駄な機能はそぎ落とし、最新の機能の全ては入っていないかもしれないけど、バランス重視で携帯電話を携帯電話らしく使う上では最高の1台だったんじゃないかと思います。いまでもF-03Bに戻ったっていいかな、と思うくらい。
そこまでの経験があったからこそ、F-03Cには期待していたんです。あの神機を凌ぐため、富士通さんが1年間でどこまで上積みしてくるのか。バランスを崩さないでどこまでチャレンジしてくるのか…。
でも残念ながら上積みしすぎた端末は、少しばかりバランスを崩してしまっていたようですね。
でもきっと大丈夫。富士通はF-03Bを作り上げた会社です。きっとF-03Cの欠点を見つめ直して、あっと驚くようなF-03Dを作ってくれるはずなんです。少なくとも僕はそう信じています。
F-03Dという伝説のためのF-03C。そう思っていれば、少しやんちゃすぎた機能だってきっとかわいくなってくるはず。産みの苦しみこそがF-03Cなのかもしれませんね。
F-01C/F-02C/F-03C 最新Fケータイブロガー徹底レビューまとめサイトへ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません