【Panasonic×AMN】3D Full HD プラズマシアターイベント
本日はパナソニックさんとAMNさん主催の「3D Full HD プラズマシアター」体験イベントがありましたので、色々と忘れないうちに光の速さでレポート。
なんで3D?
3Dといえば、飛び出す映像。古くは「飛び出せ大作戦」にはじまり、そしてバーチャルボーイに終わる(?)、任天堂世代には馴染み深い(感慨深い)概念でもあります。
それがまた、なぜに今このタイミングで?
アメリカでは3Dが大流行
このたび説明をしてくれた末次さんいわく「アメリカの方は3Dが好きなんですよ。3〜4ドル高くても、あえて3Dの映画を見に行きます。そのため、2Dに比べて3Dの映画は収益がいい」との事なんです。驚きですねえ。
で、これを受けて「シアターをそのままご家庭へ」のパナソニックは考えたわけです。市販の製品でも3Dを実現してしまおうと…。
というわけで、パナソニックお得意のプラズマを使いまして、3Dを実現したのが今回の製品になるわけです。
いままでと何が違うの?
いままでの3Dってのは、正直「映像的にしょぼい」というのが欠点でした。その理由は解像度やリフレッシュレート。そもそも人間の目がものを立体として捉えるためには、左右の目でインプットされる映像が若干異なる「視差」という状況がなければいけません。
そこで3Dでは如何にして視差を人工的に作り出すかがカギとなるわけです。つまり従来の
・赤と青のメガネ
・裸眼立体視の ・ ・ ・ ←このドット
・偏光メガネ
・シャッターメガネ
のどれもが視差を作るための方法だったわけですね。で、そもそも視差のためには左目用と右目用それぞれの映像を作らねばならず、単純に考えればデータ量が倍になるわけで、DVDなんかには収録し切れなかったわけです。
それがブルーレイディスクの登場により、データ量が倍になっても収録できるようになったわけですね。そこでパナソニックは、HD画質で左右の映像をつくり、ブルーレイディスクにつっこんでHD画質劣化なし!という3D映像を作り上げたのです。ちなみに左右の目に別々の映像を送り込むため、シャッターが交互に下りるメガネを使ったフレームシーケンシャル方式というものを使っています。
なにが面白かったか
で、その面白さを文字で伝えるのは相当難しいのですが…列挙してみるとこんな感じ。
- 3Dは目が疲れるものと相場が決まっていたが、わりと大丈夫だった
- 3Dを使った演出が可能であるため、作品としての表現力が上がった
- 見慣れた映像でも新鮮に感じることができた
ディズニーシーでマジックランプシアターを体験したことがあれば、それをイメージしてくれれば良いと思います。キャラクターが画面の奥から画面を越えて向かってくる感覚はわかっていても迫力を感じるものです。しかもHD画質で。
もちろんデメリット的な部分もあって
- 3Dが気になるあまり、映像に集中しにくい(慣れかも)
- メガネの上からメガネは厳しい
- 2D映像よりは多少疲れる
なんてこともあります。
でも、表現の幅が広がるっていうのは、今後インパクトのある作品が登場する可能性を広げるわけで、悪いことじゃないよなーと思うのです。
従来家庭で3D的なことをしようと思ったら、専用のマシンや専用の器具などをたくさん用意しなければなりませんでした。それが一般的なテレビやプレイヤーでまかなえるとなったら、それは素敵なことです。
もちろんそこには、DVDやブルーレイが売り上げの大半を占めるようになってしまったという映画関係者の事情もあるわけですが、家でも可能な限り映画館で感じるような「特別感」を醸し出せるのだとしたら、なんとなく新しい時代へ突入できる気もするんですよね。
正直言って、あとはコンテンツがついてくるかどうかだけですね。日本でどこまで盛り上がるかは底にかかっていそうです。
というわけで今回は写真もほぼNG、書けることも限られていたのでこのようなレポートになってしまいました。あとは質疑応答をTwitterでメモしまくったので、そちらをご覧いただければ。
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