CMSとSixApartとMovableTypeに対する個人的な想い
某所へポストしたものを転載でエントリ。実は先日、MovableTypeで有名なSixApartさんに遊びに行ってまいりました。担当のかたお二人とお話をした程度だったので訪問レポートは割愛させていただき、改めて感じたMovableTypeに対する淡い想いを書き記しておきたいと思います。
僕らがニュースサイトをはじめたあの日
僕らがWebサイトをはじめた2000年前後には、まだCMSという概念はなく、Webサイトは手書きかホームページビルダーのようなソフトで作ってFTPでアップ、みたいな世界があたりまえでした。ちょうどニュースサイト・テキストサイトと呼ばれるテキストを毎日更新していくようなサイト形態が流行し始めた頃も、毎日がんばって手書きをするか、掲示板を改良したようないまでいう簡易CMS型の自作ツールを使う人が多く、同じシステムを使った横のつながりのようなものはなかったように記憶しています。もちろん日記を書くためのサービスはありましたが、やはり個人が簡単にWebサイトを運用、しかも毎日更新できるようなツールはあまり存在しなかったのではないでしょうか。
彗星のように現れたMovableType
そこに現れたのがMovable Type です。当初はアメリカのツールであるとか、ブログという呼び名はどうなんだとか、トラックバックって意味あるの?という議論が僕らの狭いコミュニティでも交わされましたが、結果的にはその利便性、そしてなによりシステムを通じた横のつながりが得られる=あ、僕もMTで更新しているんですよ。なんか便利なプラグインあったら教えてください!みたいな=ことが新鮮で、ユーザの多くがMTを導入するまでにはそう時間がかからなかったような気がしています。
新鮮だったPingやRSS
その一つの大きなターニングポイントとなったのが、PingやRSSなど、更新情報が再利用されるサービスが開始されたことです。少なくとも僕はそうでした。自分の発信する情報が、どのような形で読まれるのか、そして再利用されるのか。それに興味を持った時、PingやRSSを手軽に配信できるMTがとても魅力的なツールに写ったのです。もちろん Milano氏による日本語化パッチが決め手になったことは言うまでもありません。
WordPress?いや、MTでしょ
ということで、SixApartさんに訪問するというのは僕の中では非常に大きな出来事で、ドアをくぐるときには緊張したものです。最近ではWordPressが流行してきていて、MTユーザの仲間が減りつつもあるわけですが、なんとなく僕はお世話になったMTに恩義を感じて使い続けてしまうのでありました。もちろん静的ファイル書き出しができるってことも大きいのですが。
いまから考えれば、よく自作のCMSなんて作ってたな…とも思いますが、時代ですかね。当時のほうが「必要なものは作ればよくね?」という気概が強かったですね。そのあたりは取り戻したいところです。
というわけで、これからもMTにお世話になっていく…と思います。WPも魅力的なんですけどね(笑
すみません、完全な年寄りの思い出話でした。また遊びに行きますねー!
毎日コミュニケーションズ
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おもしろい本
サンプルが少ない
入門者も平気??
買っておいたほうがいいのでは。
とても分かりやすいです。
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