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東京都内に本格ダンジョン!?日原鍾乳洞へ洞窟探検に行こう! #tokyo島旅山旅

Nippara calcareous cave 日原鍾乳洞 #tokyo島旅山旅

東京都の観光PR事業「 #tokyo島旅山旅 」にて依頼いただきまして、取材で奥多摩まで行ってきました。奥多摩といえば東京都でありながらも大自然が残る場所。そんな奥多摩で最も最高の場所といえば、こちら、日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)でしょう。ここ、本当に東京都内だよね?



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都内中心部から2時間で本格的洞窟体験!

鍾乳洞とは、石灰岩が水によって浸食されてできた洞窟のこと。こうやってかくとざっくりしすぎなのですが、そのほとんどは複雑な形状をしておりまして、縦横無尽に空間が広がっており、しばしば信仰などが生まれるほどに神秘的な空間となっています。もちろん日原の鍾乳洞も例に漏れず、山岳信仰の聖地として古くから大事にされてきたのだとか。

奥多摩 #tokyo島旅山旅

場所は本当に山奥で、来るとしたら自動車・レンタカーで来るか、奥多摩から路線バスで来るのが良さそうです。どちらにせよ「ここをバスが通るのですか?」という、すれ違いも難しいような道路を行くことになりますので、十分なスリルを味わえるでしょう。

奥多摩 #tokyo島旅山旅

片側は急斜面、もう片側は切り立った崖です。すれ違いポイントを逃すと小型車でさえすれ違えない場所もありました。

 

だいたい奥多摩の駅から20分ほど運転すると、日原の鍾乳洞に到着します。都内中心部や埼玉から奥多摩駅までがだいたい2時間なので、出発してから2時間半くらいで鍾乳洞へ到着できるイメージですね。

Nippara calcareous cave 日原鍾乳洞 #tokyo島旅山旅

さあ、本格的な洞窟探検のはじまりです!

 

いま自分がどこにいるかを忘れてしまうほど神秘的

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こちらが案内図。これを見て「思った以上に立体的なんだな…」と思いましたが、実際に行ってみるとさらに驚くこととなります。

洞窟の中は年間を通じて気温約11度に保たれており、夏は涼しく、冬は暖かいという環境です。関東随一という規模の洞窟は、全行程を歩くとだいたい40分ほど。ただし見所が非常に多く、僕の場合は全部で2時間ほどかかりました。

では、早速行ってみましょう。

 

Nippara calcareous cave 日原鍾乳洞 #tokyo島旅山旅
この扉をくぐると洞窟です。

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頭上注意。水滴にも注意です。撥水装備のほうが安心ですね。あと滑りにくい靴も用意したいところ。

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最近リニューアルしたらしく、照明などは最新のものになっていました。これは歩きやすい。

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雰囲気あります。ああ、僕はいま洞窟を探検している…。

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巨大な「船底岩」がぶら下がっています。さすが大きいな!と思っていたんですが、こんなものは序の口にすぎないと後でわかります。

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最初の衝撃「天上知れず」です。その名の通り、どこまでも高く広がった空間があります。

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このサイズ感は伝えるのが難しいのですが、低くみても4階くらいまでの高さがありそうです。上のほうは照明が届かず、どうなっているかわかりませんでした。

 

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その先に空間があって「弘法大師学問所」となっていました。その名の通り、弘法大師が洞窟にこもって修行したところ、といわれているのだそうです。

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そのすぐ脇には水琴窟が。残念ながら天然ではなく、あとから設置されたもののようですが、洞窟の中で聞く水琴窟の音色の美しいこと!

動画を用意しました。水琴窟そのものの音は小さいため、音量を調整してお楽しみください。

ちなみにこの水琴窟を楽しむためにも、空いている朝一番などに来ることをオススメします。

 

山岳信仰の名残が残る

この日原鍾乳洞は古く山岳信仰のメッカとして栄えていたようで、各所の名前にその名残を見ることができます。

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「三途の川」

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もちろん水の透明度はバツグンです。

 

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三途の川を抜けると急に空間が開け「うわあー!」と声が漏れました。カラフルなライトアップがされているこの広い空間は「死出の山」。この空間が自然に作られたとか、信じられません。日原鍾乳洞を象徴する広大な空間ですね。

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死出の山は上まで階段でいけるようになっています。

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こんなところに縁結び観音。

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死出の山の脇には「十二薬師」

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12本の鍾乳石が垂れ下がる貴重な場所だったのですが、なんと不届き者が折ってしまったんだとか…なんという…

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こちらがその痕跡。

ちなみにこれより奥もあるのですが、非常に悪路になるということで、現在は一般公開されていませんでした。地図によると「大広間」「底なし井戸」などがあるようです。気になるなあ。

 

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気を取り直してルートへ戻ります。

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実はここからは新洞へ入ることができます。こちらは昭和38年に発見されたばかりで、中には大量の鍾乳石が存在するとのこと。これは楽しみ!

 

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ただし高低差が激しく、階段が急になります。子連れだとちょっと危ないかもですね。

 

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いまは石段やハシゴが設置されていますが、発見当初はどうやって昇ったの?というくらいに急な斜面を登っていきます。洞窟で上に登るとか不思議な感じ。気分はFFのダンジョンです。

頭の中でこの曲がずっと流れます。名曲すぎる。BGMにどうぞ(笑

 

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階段を上っている間、ずっと頭上からは水滴が。それにしても、本当に急な階段で、手すりなしに登るのが怖いほど。

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いったいどこまで登るんだ…!

 

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そんな急階段をのぼりきると、ついに鍾乳石の世界がはじまります。最初にあるのは「関守地蔵」。地蔵?と思いましたが、すぐにその意味がわかりました。

Nippara calcareous cave 日原鍾乳洞 #tokyo島旅山旅

おお…

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おおおおおお…

ものすごい数の鍾乳石が、確かに地蔵に見えます。この地面から生える鍾乳石、正確には「石筍(せきじゅん)」と呼ぶそうで、鍾乳石の成分が落ちて積もり固まり、たけのこ状に見えることからそう呼ぶのだとか。この日原の鍾乳洞にはこの石筍がとても多い!

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洞窟はまだまだ上があって、どんどん登ります。いったい今、どこにいるのか全然わかりません。入り口がB5Fくらいだった感じですかね。

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かと思えば少し下るところもあり、まさに迷宮です。

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フェンス越しに遠くの通路が見えます。どうつながっているのかは不明。こういうのダンジョンで何度も味わったことがある…!

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あまりにも厳しい場所には人工の階段が据え付けられていました。

Nippara calcareous cave 日原鍾乳洞 #tokyo島旅山旅

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しばらく進むと、おもむろに登場する鍾乳石の説明。そう、ここから本格的な鍾乳石ゾーンに突入するのです。

 

神秘的すぎる鍾乳石たち

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うおお

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ものすごい数の石筍と鍾乳石が並びます。

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とにかくその数と種類に圧倒されます。1センチ伸びるのに100年以上かかるといわれており、これだけ巨大なものだといったいどれくらいの年月を経て作られたのか…。

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「竜王の間」奥には細かい鍾乳石が大量に。

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ライトが設置されているところに近い鍾乳石や石筍には、苔が生えていました。なんという生命力。

 

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この石筍の長さたるや!上の方は顔に見えてくるから不思議です。

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「金剛杖」太くて巨大な鍾乳石は、確かに杖に見えます。こころなしか黄色くも見えるのは、成分的なものなのかな?

 

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「お伽の間」このネーミングの由来もきちんと知りたいところですねえ。

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お伽の間にはひときわ「人間っぽい」石筍がありまして、手を合わせたくなってしまいます。山岳信仰時代にはこの新洞は発見されていなかったはずですが、もしこうした石仏っぽい鍾乳石をいくつか見つけていたのだとすれば、信仰したくなってしまう気持ちもわかるなあと。

 

Nippara calcareous cave 日原鍾乳洞 #tokyo島旅山旅

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洞窟内部でも最大級の石筍「白衣観音」。これだけ巨大な石筍はかなり珍しいようです。

 

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気温は11〜13度くらい。湿度が90%もあります。

 

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さて、ここからは急な階段を下っていきます。

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階段の途中にある「白妙峡」。巨大な石で構成されています。

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ダンジョン感もクライマックスに。

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とにかくこのあたりの岩が巨大で、スケール感を失いつつあります。1枚の岩がビルくらいの大きさってどういうことですか?

 

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登り下りを繰り返して出口へ向かっていきます。

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このあたりになると道が厳しすぎて人口の階段ばかりが登場します。ものすごい高低差です。

 

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後ろを振り返るとこの光景!たまらないね…。

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最後の難所。階段の途中で鍾乳石が張り出していて、頭をぶつけそうになります。

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おお、平坦な場所へ戻ってきた…ということで入り口がそのままゴールとなるようルートが設計されているのでした。

 

エアロプレイン雑感

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鍾乳洞は子供のころに経験したきりだったのですが、こんなにもグッときてしまう神秘的な場所だとは思ってもいませんでした。とにかく鍾乳石と石筍は神々しいし、巨大な空間と岩には圧倒されっぱなし。自然の力強さ、大きさ、そして積み重ねられた年月を一気に感じることの出来る貴重なスポットと言えそうです。ここ、都内なんだよなあ。東京にこんな隠れた観光スポットがあったなんて。

ここは子供が大きくなったら絶対に連れてきたいポイントですね。冒険心にも訴えかけること間違い無しでしょう。

今回紹介した写真以外のものはflickrで公開しておりますので、ぜひご覧下さい。

20151128 日原鍾乳洞 奥多摩 #tokyo島旅山旅

 

日原鍾乳洞詳細と注意点

なお、日原の鍾乳洞訪問にはいくつか注意点とポイントがあるので最後にまとめておきます。

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落石の影響で、駐車場が一部しか使えなくなっています。回転が良い施設ではないため、駐車場が待ちになるとそこそこの時間を要するようです。自家用車・レンタカーを使ってくる場合には、10時前後までの到着がいいようですよ。臨時駐車場も存在はしますが、2キロほど遠くになるため、あまり現実的ではありませんでした。こればかしは道路の復旧を待つしか無いので難しいところですね。

一方でバスで来る場合にも注意点があります。平日は諸入道のすぐ手前まで運行しているバスですが、交通量の増える土日は、少し離れたバス停である「東日原」までしか運行がされません。そこから鍾乳洞までは20分ほど歩きますので、ご注意を。

ただ、こうした苦労を乗り越えてでも来る価値がある場所だと断言できます。オススメは奥多摩の街に前泊して、朝イチで訪問すること。洞窟の中に自分しかいない貸し切り感は本当に最高でした。11時過ぎから電車組が到着しはじめるようですので、写真が撮りたい場合や、ゆっくり楽しみたい場合は、それまでに回りきると良さそうですね。

日原鍾乳洞
東京都西多摩郡奥多摩町日原1052

・バス
平日 日原鍾乳洞行終点下車 徒歩約5分
休日 東日原行終点下車 徒歩約25分

・車
中央高速八王子ICから国道411号で約90分
奥多摩駅前交差点から約20分    
 
・営業期間
1/4~12/29(年末年始休業12/30~1/3)

・営業時間 
4/1~11/30 午前8時~午後5時
12/1~3/31 午前8時30分~午後4時30分

日原鍾乳洞公式

 

取材協力

本記事は東京都の「多摩島しょ観光PR事業」にて、交通費、宿泊費、アクティビティ費、日当(記事作成代に適用)を提供していただいて作成しています。記事内容の原稿チェックなどは受けていないため、内容については全て本ブログの責任のもと記載しております。施設の状況についての写真・記載はあくまで取材時の状況ですので、今現在の状況については、施設に直接確認していただくよう、よろしくお願いします。

 


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About norio nakayama

ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。旅メディア「Linkトラベラーズ」編集長。同じく旅メディア「たびねす」ホテルガイド。Yahoo個人ニュースオーサー。Getty Images/iStock 登録Photographer。500px Photographer。JFA公認フットサル/サッカーC級コーチ所有。 合同会社オラニエ代表。同時にアジャイルメディア・ネットワーク株式会社ブロガー施策担当。 好きなラーメンは味噌とトンコツ。好きな麺の堅さはハリガネ。チャーシューはむしろいらない派。好きなブランドはポールスミス。好きな紅茶はマリアージュ・フレール。足のサイズは26.5cm。