ブログをいつか読みに来る誰かのために、とにかく書いて残しておくことが最も大事

2016/08/20ブログ運営術, 読み物

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書いておけばいつか誰かの役に立つし、あなたのブログが僕にとって素晴らしい情報となるかもしれないって話です。

NHKスペシャル「映像詩 里山 ~命めぐる水辺~」という番組

昨日の深夜、NHKスペシャルで「映像詩 里山 ~命めぐる水辺~」という番組をやっていました。ハイビジョンの美しい映像で琵琶湖周辺の水辺に生きる人と生き物の姿が映し出される、素晴らしい番組でした。

映像詩 里山 ~命めぐる水辺~ オープニング | NHKスペシャル | NHKエコチャンネル
映像詩 里山 ~命めぐる水辺~ …

この番組の中で中心となって紹介されたのが、御年82歳(番組当時)という田中三五郎さん。伝統的手法による琵琶湖漁の漁師ということで、その生き様から仕事ぶりまで、素朴ながらも魅力たっぷりに紹介されていました。これ、見た人はみんな三五郎さんのファンになるよなあ…。

と思いまして、田中三五郎という名前で検索したんですね。すると色々と情報が出てきたんです。

2004年の番組だった

まず驚いたのが、この美しい映像の番組が、2004年に放送されたものだということ。NHKの技術力や先行投資にも驚かされますが、なにより、田中三五郎さんその人がすでに90を超えたということに驚きました。三五郎さんは、この番組のあとどうなったんだろう…。いまでも漁をしているのか!?

そこで出てきたのが、なんとあまりにもファンになりすぎて三五郎さんの元を尋ねた人のブログです。

>近江、琵琶湖の旅5 田中 三五郎さんと。 – アルファロメオ談義カルロチッチ(CarloCici) – Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/massimo10535/41832907.html

この方のブログによれば、三五郎さんは自転車運転中に転倒し、足を骨折。やむなく漁師を廃業したとのことでした。それにしてもこの方はすごくて、どうしても三五郎さんに会いたく、電話番号を調べて電話して、会いに行ってしまったのだとか。うーん、そう考えるとタウンページやハローページに軒並みのっけている時代ってすごいよね。

とまあとにかくですね、この方のブログのおかげで、2010年まではご存命で、ただ残念なことに漁師はやめてしまったことがわかりました。こんなこと、この方がブログに書いていなかったらわからなかったわけです。

もちろん僕のために書いてくれたブログでも、特定の誰かのために書いたブログでもない

で、恐らくですが、こちらのブログは特定の誰かに書かれたわけではないでしょう。当然僕のためでもないです。ブログ主はいつか読んでくれる、まだ見ぬ誰かを想像しながら書いたのではないかと思うんです。それが2010年。で、それをたまたま2014年になって僕が読んだわけです。4年の歳月を経て、誰かが残してくれた記録を、想像もしない誰かが読む。こんなに素晴らしいことはないですよね。

これは常に思っているんですが、やっぱりブログって書いておくことに意味があるんですよね。書いておけば、それがいつか日の目を見る日が来ます。いったいどれだけの人が、どんな人が日を当てるかはわかりませんが、きっと誰かの役に立つ日が来るんです。

だから大事なのは、少なくとも書いておくこと。バズるとか、はてぶがたくさん付くとか、そんなことではなく、いつかそれを必要とする誰かのために書いておく。その精神こそ、ブログを最も美しく輝かせるのではないかと、僕は思うのでした。

ということで

こんな話を書いていると、昔書いた職人の話を思い出します。

>[A] 今、日本で紙が漉けているのは、その職人のおかげなの | エアロプレイン
http://airoplane.net/2009/06/26/ginza-hyakuten.html

なんだ、すべて同じだったんだな。いつかの誰かのために、後生に残すこと。それこそが最も大切なことだったんだな。

とにかく書く。残す。それ以外に大事なことはない。僕にとってのブログ論はこれに尽きるかなと思いました。

 

 

2016/08/20ブログ運営術, 読み物

Posted by norio nakayama