東日本大震災当日の人々の流動状況がとても興味深い
東京大学空間情報科学研究センター(人の流れプロジェクト)が、共同研究を行っている(株)ゼンリンデータコムの「混雑統計(R)」を使って面白い動画を作っていたのでご紹介します。東日本大震災当日の、人々の流れが可視化されているという、とても興味深いデータとなっています。
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GPS情報から生成されている人の流れ
まずは動画を見てください。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=fp6oI58sHco[/youtube]
午前中に一度ピークをむかえた人の流れは、地震直後にほぼ消えます。その後、夜に向かって少しずつ復旧していくわけですが、ご存じの通り終日運休したJR路線の脇には流れが見えません。例えば、昼間あれだけ燦々と輝いていた山手線の動きはついに復活しないわけです。
これを見ると、あの日、自分が、仲間が、どう動いたのかを思い出します。そして交通インフラがどれだけ大きなものを担っているのか、再認させられました。
それにしても、GPSデータがこうやって大量に存在することって、20年前との最も大きな違いかもしれませんね…。