【巧舟】「憑依ドン!」になりそこなったあのゲームが…【ゴーストトリック】
AMNさんの募集に申し込みまして、1月23日に開催された
カプコンが贈る 「さわれるミステリー」?!『ゴースト トリック』(iPhone版)体験ブロガーイベント
でカプコンの東京支店に行ってきました。とっても楽しかったわー。
カプコン本社のイベントスペースはこんな
新宿三井ビルのカプコン東京支店に到着すると…
こんな入り口。
よんさまと1枚。
みっちゃん「はやく入場したまえ。」
あっ…はいすみません。
イベントスペース背面には気になるあれやこれやが一杯です。
酒?
E…缶?
うむむ、これは会場からしてちょっと楽しいぞ…。して、イベントがはじまります。
ぶっちゃけ対談の中身をご案内
イベントの目玉はこれ、逆転裁判、ゴーストトリックでおなじみ、ゲームディレクターのタクシューさんこと巧舟さん、同じくブレスオブファイアでお馴染みプロデューサーの竹下さん、そしてミステリー作家の有栖川有栖さんという超豪華面子で行われた対談です。
ほわー。
ちょっとトラブルがあってツイートしきれなかったので、いつもならログを貼ってしまうのですが今回は簡潔に(発言は僕のほうで編集しています)。
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まずお二人ともマスク姿で登場。竹下さんが先週までインフルエンザだったらしい。ギリギリに回復、今日は近づかない方がいいかも?なんて掛け合い漫才。
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タクシューさん「ゴーストトリック自体の企画が持ち上がったのは、2004年。色々あって本格的に始動したのは2007年から。シナリオ自体は2007年にできあがっていたけど、試行錯誤があって、最終的にはまったく違ったモノになった。製品版のほうが良いものだと信じている」
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竹下さん「シナリオチェックで難しかったのは、同じ時間軸で複数の場所にイベントが発生している状況を、文字だけで理解しなければならなかったから。最初はまったく理解できなかった」
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タクシューさん「舞台がどこの国か、ということを意識されないように作っている。名前もダジャレ的でどこの国にも思える。また、背景には文字を使わないよう気をつけている」
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有栖川さん「小説とゲームの境目が無くなっていると感じる。読者が関与しながら読み進める小説ってのは新しいし、これから生まれてきそう」
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竹下さん「Twitterによってリアルタイムな感想をもらえるようになった。いままではハガキで、数日かかっていたもの」
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タクシューさん「小説に対するゲームのアドバンテージは、残りのページ数がわからないこと。何回どんでん返しをしても、残りページ数でラストに近いことを気取られない。ただしゲームだと小説と違って作るのにお金がかかる」
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有栖川さん「ゲームでしか楽しめないもの、小説でしか楽しめないもの、お互いが浸食するのではなく、可能性が広がっていることが面白い」
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竹下さん「iPhone版を作るにあたり、画の解像度とiPhoneならではの操作感に気を配った」
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タクシューさん「宝塚で逆転裁判やってビックリ。ファンタジー的な宝塚の世界にマッチしていた。ゴーストトリックもやってくれたら嬉しい。舞台的な作りをしていることもあるので」
質問コーナー
以下は質問コーナーです。
みっちゃん「質問がある人は手をあげたまえ」
- Q「タイトルはどう決まった?」
- A「もっとキャッチーなもの、たとえば『憑依ドン!』とか『ゴゴゴゴースト』とかがあった。何十と出して決めた。『トリツク』が良かったが商標的に取れなかった」
- Q「iPhone版のアイコンはなぜアレなのか」
- A「賛否はある。まずはインパクト。また主人公がただカッコ良く立っているのもなあと。ユーザから『最初はかっこわるかったけど、最後はカッコ良く見えた』と言われてその言葉はメモした」
- Q「キャラの動きがすごく良いのですが」
- A「モーションキャプチャはあえてつかわず、イマジネーションで『こんな動きだよね』ってのを決めて、作った。細かくて楽しい動きを目指した。歩き方1つに1ヶ月かかったことも」
- Q「iPhone移植で難しかったところは」
- A「まずDS版の開発チームがそのまま移植にあたったので、勉強をがんばった。しかしスピード感はあった。現場曰く、性能を100%使えるゲーム機と違い、マルチタスク前提の端末だったので、その概念を理解するまでが苦労した。大きな作品だったので負荷は高かったと思う」
ちなみにこの後、ブログタイトル投稿コーナーがありまして、僕は今日のブログのタイトルを提案して苦笑していただきましたw
うむ。
ワンモアシング!
- ゴーストトリックはiPadに完全対応します。拡大しても大丈夫なように解像度を調整しました。
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アップデートは2月上旬を予定
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ついでに「みさいるおみくじ」と「ゴーストパズル」を用意しました!
ということで、トークイベントでした!
この後はゆるーく写真撮影タイムだったりなんだったりして…
うーん、いいイベントだった。
なんかあれだね、ひと味違うゲームで満足度高いものを目指す!という、オリジナルへの強い意志みたいなものを感じましたね。実際アメリカのゲームショウ的なところでも、続編ではないオリジナルとしては異例の?高評価だったみたいだし。シンプルでチャレンジングなゲームが少なくなってきている昨今、これはすごいと思う。3Dとかいらんのよ僕は。もう技術的にはスーファミレベルでぜんぜんいい。だから逆転裁判とかゴーストトリックとか肌に合うんだろうなあ。
ちなみにそのゴーストトリックですが、やっとクリアしました!これは良いゲームですね。なんだろう、iPhoneの限界値って意外と高いのね…ってのを痛感するゲームな気がします。この動きっぷりは見ておいても損無いと思います。あとやっぱアイデアだよなあ。タクシューさんほんと凄いわ。
ということで、だまされたと思ってお試し版だけでもどうぞ!
DS版もあるよっ!
逆転検事2もよろしく!
ということでイベントレポートでした。
(追記)アーカイブされてました
Ustreamのほうに当日の模様がアーカイブされてましたね。
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