なんだかんだ言って僕らはFlickrが好きだ

Webに関するもの,写真に関するflickr,Getty,PRO,ブログ

2013-05-21_0956

Flickrが大きな変更を発表してから1日が経ち、知りたかった情報もなんとなく理解できて、落ち着いてきたように思えます。正直なところ、昨日はFlickrがどうなるのか気が気では無くて、落ち着かない1日を過ごしました。Proアカウントに関しては

既存 Pro ユーザーへの対応は、短く書くと:

・従来のままの料金(年間25ドル)で今後も更新可能
・従来の Pro 特典だった無制限ストレージや広告フリーはそのまま
・従来の Pro のサイズ制限(一枚50MBまで、動画最大500MB)は、新 Free にあわせて1枚200MBまで、動画 1GBまでに拡大

つまり、既存 Pro ユーザーにとっては、更新するかぎり従来の特典とリニューアル後の拡大と両方の恩恵があります。

Flickr が既存Proユーザーの処遇を説明、無制限ストレージのまま更新可能 – Engadget Japanese
Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts

これが結論で間違いなさそうです。

そんなFlickr騒動の1日を味わって感じたのは、自分どんんだけFlickr好きなんだ…ってことです。

Flickrの存在意義ってなんだ?

そもそも自分にとってのFlickrの存在意義ってなんなのだろう。ストレージ?確かに撮影した写真から選別したものをアップしているけど、別にバックアップ目的でやっているわけじゃない。それなら、全てアップすれば済む話だから。アップしているのは全体の20%にも満たないと思う。

となればコミュニケーションのため?違うとは言い切れないけど、そもそもFlickrでコメントが付くなんてマレで、僕にとってコミュニケーションサービスとして成立しているとは思えないかな。海外向けに英語タイトル・タグを付与するようになってもこれだから、やっぱり機能していなんだと思う。

じゃあなんだ?GettyImagesとの連携?確かにフォトストリームから何枚かはGettyに推薦されて、実際販売実績も出てき始めている。そういうことができるのは、おそらくFlickrだけなんだと思う。でも、それのためにFlickrを使っているのかと言われたら、それはNO。おまけでしか無いよ。

写真をブログに掲載したいから?これはかなり有力な話。まだMTの時代には、写真を掲載するときFlickrを使うのが楽で良かった。ただ、正直WordPressだと自分のサーバーにアップロードしてもそんなに変わらないんだよね。重要な要素ではあるけど、この先もっとブログと連携しやすいサービスが出てきたら乗り換えだって考えられなく無い。何しろ日本からだと経路の問題か表示もアップロードも遅いからねえ。

そうなると、自分にとってFlickrってどんな存在なんだろう?と思ってしまう。上にあげたどれもがクリティカルではないし…でも実は無かったら困る機能ばかりなんだよねえ。コミュニケーションにはなっていなくても、favoriteされたら嬉しいし、他人から評価された写真ということで自分も自信になる。コメントの数が少なくても、aweasome なんて書かれたら小躍りする。Gettyから連絡がきたら、それがベストショットだと思っていなくても嬉しいよ(たいていGettyが選ぶのは微妙な1枚w)。

もしかしたらもうひとつのブログなのかも

と、ここまで書いていて気がついた。もしかして、Flickrって自分にとってはもうひとつのブログにあたるのかも。

記事の代わりにに写真をアップするブログ。コメント欄もあるし、ソーシャルに流す機能も充実している。ときにコメントやブクマ、tumblerをされることもある。アクセス解析だって付いていて、旧上昇したときはその理由探しに熱中してしまう。

ああ、もうこれブログじゃないか。本当にブログだった。気がつかないうちに、Flickrは僕の中でブログとして存在していたんだった。そりゃーレギュレーションの変更が気になって仕方がないわけだよ。記事(写真)に制限がかかるなんて、とんでもない話だから。

思えばFlickrはじめたころは、写真を公開・共有する意味なんてまったくわかってなかった。ブログで再利用するのに便利だから、くらいでしかなかった。いつしか自分の撮影したものの中でも、ある閾値を超えたものだけが掲載されるようになって、知らぬ間に自分のブログ兼作品アルバムになっていた。ブログと同じく、Flickrにも続けただけの意味や意義が生まれていた。ここだけの話、ユニークユーザーだけならブログよりもFlickrのほうが多い。驚いたことに。

そう考えると、やっぱりFlickrはブログ的なんだと思う。もしかしたら、もっと写真に対してコメントというか、ディスクリプションを付ければ良いのかも。そうすれば、本当にブログとしても成立する。でもきっとやらないだろうなあ。恐らく僕は、これからも淡々とFlickrに写真をアップし続けると思う。主に自分のために。他の人の写真も見るけど、これはまちがいなく自分のための行為。

なんかよくわからないけど、なかったら嫌だ

きっと、僕はFlickrが大好きなんだと思う。強烈な理由がないのに、何年も使い続けてしまう。こんなの、好き以外の感情で片付けられないよ。

今日も、明日も、明後日も、きっと来年の今頃も。Flickrが大好きだから、更新し続ける。

 

楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方
4861007542