別世界が待っている!BenQカラーマネジメントディスプレイ SW2700PT で写真のレベル上げ修行に出よう【PR】

2016/11/01写真に関する,管理用【PR】【AD】amazon,BenQ,PT,SW,カラーマネジメント,生活,記事広告

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少しずつ本格的なものになっていった、趣味のカメラ。機材、編集ソフト、それぞれがパワーアップした今、モニターでお借りしたBenQのカラーマネジメントディスプレイ SW2700PTが、より本格的かつシビアな世界へと僕を誘っています。もう、戻れないかもしれない。

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

僕はいままで何をやっていたんだ?

気がつけばカメラを趣味にするようになってはや8年ほど。カメラもキヤノンのPowerShot G7から、EOS Kissシリーズ、そしてEOS 7Dを経て、ここ3年は EOS 5D mark IIIを使っています。気分的には EOS 5D mark IVに買い換えたい、そんな気持ちも巻き起こっています。

撮影機材の変遷と共に画像編集についてもいろいろと変化がありました。JPG撮って出しだった当初から、Picasaで簡単な調整とトリミングをするようになり、そこからLightroomとの出会い、さらにはJPG撮影からRAW撮影への変化と、少しずつ本格的な作業をするようになってきています。おかげさまでカメラに関連した仕事をいただくことも増えてきました。

 

そんな中で、これまであまりこだわってこなかったのが液晶ディスプレイです。外ではモバイルマシンを使い、自宅では外付けディスプレイを使うような環境において、お世辞にも色に関するこだわりがあるかといえば「そこまでなかった」というのが本音です。いや、カラーマネジメントディスプレイ SW2700PTを使ってしまった今では「僕はいったい何をやっていたんだ?」と思うことひとしおですね。ほんと、なにを見ていたんだろう。

このBenQのカラーマネジメントディスプレイは、写真に対する姿勢を考え直させてくれるものでした。一体何が起きたのかを、以下でご説明します。

 

「カラーマネジメントディスプレイ」という鬼教官

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さてこのSW2700PT、カラーマネジメントディスプレイというからには、色についてこだわりのあるディスプレイというイメージがありますよね。これ、半分は正解ですが、ちょっと足りません。

BenQ SW2700PTの主な仕様を列挙すると

  • 27型WQHD/QHD(2560×1440)解像度
  • IPS(AHVA)パネル搭載 Adobe RGB 99%カバー
  • ハードウェアキャリブレーション対応
  • Palette Master Element 標準添付
  • モノクロモード
  • 遮光フード・OSDコントローラー標準装備

以上のとおり。うんうん、まあ一般的なディスプレイだよね…とは言えない項目がいくつかあるのに気がつかれたでしょうか。

たとえば「Adobe RGB 99%カバー」。

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簡単に説明するなら、再現できる色の幅がとても広い、とでもなりますかね。ほんの少しの色の深みの違いや、明るさの違いがこのディスプレイなら再現できるのです。これ、特に自然界の色を相手にしているとその意義がよくわかります。例えば僕の場合は家で育てているバラを撮影しますが、あの見事な色・グラデーションって、ディスプレイに映すと「あれ??」ってことになりがちなのです。これはいわゆる「この色があなたのディスプレイでは再現できないんですよ」問題。

Emma Hamilton

そもそもAdobe RGB とは、Adobe社が1,998年に提唱したRGB空間の定義で、昨今の印刷業界では標準的に使われている指標です。これはすなわち、このAdobe RGBで使われる色をいかにカバーするかが、印刷物のクオリティを決めてしまうわけですね。99%カバーしているということは、ディスプレイで設定した色の99%は印刷と遜色ない仕上がりになるということです。

で、このカバー率、普段使っている液晶ディスプレイとこのカラーマネジメントディスプレイの差はおそらく数%だとは思うのですが、この数%が結果をわけてしまうのもまた、写真なのですね。色の濃い被写体のコントラストを、あと1メモリ高くするか、低くするか。思い通りにコントロールするためには、こういったカラーマネジメントディスプレイが必要となるわけです。

また、他にも注目すべきは「遮光フード・OSDコントローラー標準装備」という点です。特にこの遮光フードが標準装備されているのって、通常ではプロの使う高級品になるわけです。そうでなくても、別売りで1万円くらいしてしまいます。ところがこのSW2700PTは、実売7万円ほどなのに、標準装備なわけです。これはちょっとした価格破壊ですよ。

 

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入力系統に関しては

DVI-DL x1
DisplayPort1.2 x1
HDMI1.4 x 1

となっております。

 

さて、そんな特徴をもつSW2700PTをMBAに接続しまして、さあ!と表示させると…お、おおおお?

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はい、すでに壁紙の色が違っています。そういえば壁紙も立派な1枚の写真。これはもしかして、ものすごくショッキングなことになるかもしれない。

果たして、それは現実のものとなります。Lightroomを起動して、SW2700PTにも写真を表示するようにすると…おお、おお、おおおおおおお、色が、色が違う!僕がいままでMBAで感じていた色と、全然違う!!!!

というか明らかにSW2700PTで見るその色のほうが、肉眼で見たイメージのそれに近いです。というかMBAの色の淡泊さよ…これ、MBA基準で調整していたら、いままでコントラスト調整しすぎる写真を量産していたのかもしれません…なんてことだ…。

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いままでの環境で調整した写真をSW2700PTに表示すると、明らかに「濃い」のです。僕が意図していたものとは違っていました。これが標準なのだとしたら、いままでやっていた作業はいったい何の為だったの??

 

加えて27型WQHD/QHD(2560×1440)かつ画素密度109ppiの高解像度は、ピントの甘さ、わずかなピンボケ・被写体ボケを容赦なくバッさバッさと「ひとめで」理解させてくれます。あの写真も、この写真も、いままで大丈夫だと思っていたものが、次々と「NG」判定されてしまうこのショッキングな体験!最終的なアウトプットがディスプレイであるのなら、ディスプレイに手を抜いてはいけなかった…。

 

地味に効く「遮光フード」も軽視してごめんなさい

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ほか、実状を調べてみると「あれ、これってすごいことなのか!」とビックリするのが、遮光フードの標準装備です。前述のとおり、他社では通常1〜2万円するオプションとして販売されることが多いようですが、写真をやっていて、レンズにフードを付ける人ならその重要性と必要性はすぐに理解できますよね。これが最初っからついていると。

特に僕の作業環境では、机用のデスクライトの光がどうしてもディスプレイにかかってしまうのですが、遮光フードを利用すると、これがまた驚くほどにいい感じ。いままで軽視してたんですが、かなり影響していたんだなあと反省しきりです。

ああ、なんで僕は「撮る」ことにしか意識がいってなかったんだろう。アウトプットで台無しにしていたかもしれないのに。ああ、ああ…。

と小一時間反省しながらの作業をしていると、気がつくんです。目の疲れがそうでもないことに。これ、もちろん気のせいではなくてノングレアかつフリッカーフリーの仕様に起因しています。BenQさんによれば、カラーマネジメントディスプレイでフリッカーフリーを採用している機種はすくないそうなので、長時間作業を行うことが多い写真には、とても向いている気がします。むしろなぜいままでなかったのか?と思うくらい。

またこれも本当に地味?ですが効果的なのがOSDコントローラー。

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これはディスプレイのカラーモードを切り替えるためのもので、例えばAdobe RGBから通常作業用の「ブルーライトカットモード」や、モノクロ表示モードなどをプリセットして使うことができます。

このですね、特にモノクロモードがマニアックな便利さを発揮しておりまして。いままでモノクロにする写真って、カラーの中で「これかな〜」と思ったものをモノクロ処理するみたいなことをしていたんですが、このモノクロモードでカタログを表示すれば、モノクロで処理したい写真が一発でわかります。

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もともとモノクロ撮影しろよ!と突っ込まれそうですが、カラーからのモノクロ化ってみなさんもやりません?僕はけっこう好きなので、この機能はピンポイントに良い感じでした。よく考えて設計しているなあというのが率直な感想ですね。

 

反省、そして自分と向き合うディスプレイ

とにかく反省ばっかりなんですが、いままでやっていた写真に関するレタッチ作業は、あくまで「僕と同じ環境で写真を見られる人」向けだったんだなあということが、よーく、よーく、本当によーーーーーくわかりました。もちろんディスプレイは千差万別ですし、人による環境の際は無視できません。もちろんこちらからコントロールすることもできませんから、コンテストに出すわけでもない限り、そこまでこだわるものではないのかもしれません。

でもね、やっぱり「標準的な環境」で、「自分が思うように」かつ「自信をもって」調整するってのは、とっても大事なことなんだなあと気がつかされたわけです。

そもそもMBAと家の液晶ディスプレイでさえ色味が違うわけですよね。そこをだましだましやっていたのは、完全に怠慢でした。いや、写真を趣味でやっている以上そんな甘さはぜんぜん許容してしかるべきだと思うんですが、違うんです。自分にとって、写真が大事で、ひとつの表現手段だと思っていたわけで、そこに対するこだわりの弱さを思い知ることになったのが本当にショックなんです。これは自分との戦いだったんです。

今回このSW2700PTを使わせていただいたのは、あくまでモニター記事を執筆するためですが、僕のなかでは「ガチャン」とはまるものがありました。レンズを買おう、カメラを買い換えよう、そうはやるきもちを押さえて、最初に買うべきなのはこれではないのか?

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この製品が、写真を趣味にする人に100%必要かといえば、それはNoであると答えます。しかし、少しでもこだわりをもって写真と向き合う人に必要かといえば、それはYes、であることでしょう。

いままでの写真が、作品が、このディスプレイを通すことでばっさばっさとNGを食らいます。でもその先には、このSW2700PTでもOKがでる作品を生み出せる未来があるはずです。そうなれば、間違い無く写真のクオリティが1段も、2段もアップしていることでしょう

ほんとうにいままでごめんなさい。そう言いながら買うのがこのカラーマネジメントディスプレイ。我が家の「調達リスト」上位にしっかりと組み込ませていただきました。

 

BenQ 27型WQHD/QHDカラーマネジメント液晶ディスプレイSW2700PT | BenQ Japan

 

なおBenQさんではアンバサダープログラムも実施中。モニターなんかもガンガンやっていくみたいなので、ぜひご参加を。

BenQアンバサダープログラム

 

(お断り)
BenQさんのアンバサダープログラムは僕の所属するAMN社が運営をお手伝いしておりますが、本件はいちブロガーとして参加しています。