

以前からマガジンで絶賛連載中の「ネギま!」を「萌え」より「すごい魔法バトル」のマンガとして周りの人に宣伝しているわけですが、ここ2巻ほどでそれもピークに達しようとしているので、改めて。
「ラブひな」で有名な赤松健の現行作「ネギま!」は、ヒロインがすごい多いとか、主人公が子供でショタ系の人に大人気とか、萌え部分がクローズアップされてきましたが、最近の話はバトル展開が大変なことになってます。
あらすじ(Wikiより)10歳でイギリス・ウェールズのメルディアナ魔法学校を首席で卒業したネギ・スプリングフィールドが、「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」になるための修行として与えられた課題は、日本の学校で先生をすることだった。麻帆良学園本校 女子中等部にやってきたネギは教育実習生ながらいきなり2-Aの担任を任されることとなる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E6%B3%95%E5%85%88%E7%94%9F%E3%83%8D%E3%82%AE%E3%81%BE!
これに加え、Wikiを読んでもらってもわかるように、世界における魔法の立場や、それぞれの過去(いわゆる複線)、そして子供だから悩める善と悪など、何気にかなり熱いマンガになってきているのは疑う余地もありません。時折はさまれるお色気シーンや萌え系の行動、発言は物語の根底にある重い重い重すぎるテーマを隠すオブラートにしか見えなくなってくるほどです。
で、ここ最近はというと、自分の信じる正義(必要悪、確信犯的な行動)を貫くためにやってきた未来人の超(ちゃお)さん軍団と、主人公であるネギくん軍団が戦うという話が続いております。
この超さん軍団はかなり曲者でして、未来から来たという設定のため非常識な科学力を持ち、さらに魔法というものを絡めることで「そりゃねえだろ」的な力を使った攻撃をしかけてきます。
設定としてすごいのが、科学と魔力を用いたタイムマシン(時間跳躍)の利用の仕方。
基本的に無駄な殺生がないマンガなので、戦いにおいても死人が出ません。じゃあどうなってるかというと、自分たちが目的を遂げる間の時間だけ時間跳躍してもらおうという思考がはたらいているのです。つまり、超さん軍団の攻撃を受けると、すべてが終わる3時間後に飛ばされてしまう。この設定がとても見事なバランスで話を面白くしています。今まで多くの魔法戦闘系マンガが実現できなかった「一般人をも巻き込んでの全面戦争、だけど誰も死なない明るい内容」というすごい状況になってます。
さらにすごいのが、非常に文字ではお伝えしにくい戦闘シーン。
バキやシグルイなんかの重量感満点な戦闘シーンとは対極にある、デジタル作画をフル稼働させた緻密な絵なのです。ポリゴンを使うことで、とても週間マンガで動かしていたら間に合わないようなデザインのキャラがぐりぐり動きます。基本的に脚本の作り方が上手いということもあり、最新の17巻を読んでいて、キャラが動き、音楽もなっているような気がして、恥ずかしながらまるで映画でも見ているかの錯覚に陥りました。それくらい緻密で情報量があります。中国拳法と魔法を組み合わせた戦闘スタイルってのもツボです。
さらにさらに、17巻を読んでいて気がついたのが、呪文詠唱の長さというのをしっかりと表現している点です。科学の力を利用して戦う超さんは、呪文詠唱が「ラスト・テイル・マイ・マジックスキル」なのに対し、純粋な魔法使いのネギくんは「ラス・テル・マ・ステル」という詠唱を用います。よく見ればわかるように、超さんは呪文詠唱を飛ばせませんが、ネギくんはところどころを省略して呪文を唱えています。
こういった細かいところにまで気を利かせて戦闘を描いているというところにえらく感嘆してしまったのです。
ちなみに細かい点では、まるで攻殻機動隊2を模したかのように、ネット世界へダイブし、そしてエージェントが電子戦を行う場面もあり、少年マンガとはいえ非常に高度な話にも伸びていきそうな気もします。
とにかく、単なる萌えマンガと思われがちな「ネギま!」は大変な魔法大戦マンガへと変貌を遂げつつあります。むしろ最初は僕も「またソレ系か〜」と思って読んでなかったんですが、魔法による戦闘がはじまったあたりからかなり熱くて、最近は真っ先に読んでます。ちょっとでも興味がある方は、16・17巻を試し買いしてみたり、マンガ喫茶でまとめ読みしてみたりしてみてはいかがでしょうか。
いやあ、今後さらにディープな展開になって、どんどん化けていきそうで楽しみです。
おおげさ?
---
追記欄
○17巻の表紙にある作者コメントによると「最近バトルばっかでゴメン!この巻でおわりです」とのこと。
また萌え全開路線に戻ってしまうのかな?でもこれだけ複線をはったら、完全には戻れないんだろうな。
![]() | 魔法先生ネギま! 17 (17) 赤松 健 by G-Tools |
![]() | 魔法先生ネギま! (16) 赤松 健 by G-Tools |
TrackBack URL は次のとおりです。
http://airoplane.net/cgi-bin/mt3/mt-tb.cgi/3634
最新のエントリー
■ みなさんおげんきですか Wiki形式で考えなしに更新するタイプを検討中
■ 宅急便と宅配便 ちがうのね
■ 参考になりそうなマッシュアップメモ すっげー数があるね
■ 使えそうなAPIメモ 増えすぎてわけわからなくなりそう
■ TwitterVisionをスクリーンセーバーにするTips これはナイス
■ ブログパーツがめっちゃ増えてますね むしろありすぎなくらい
|

