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Category : 特集・企画・長文 , ワールドカップ2006
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5 31, 2006 08:12
    小さな自信と大きな代償      

ドイツと日本の親善試合戦評です。リンク先も記事の続きも内容は同じです。
http://watchers.nifty.com/cs/kuchikomi/sapostacom_news/list/aid_060531000179/1.htm


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   ( --以下、話の続きや解説-- )

日本はドイツと引き分けることで、小さな自信を得た。しかし、そこには加地を失うという大きな代償が待っていた。後々の報告を見ないとわからないが、とりあえず本大会はダメそうな映像ではあった。絵的にルーニーが骨折したときと同じだった気がしたよ。

試合の内容…前半はドイツが攻めて日本が守る形だったが、どちらのチームもコートを狭く使うのが趣味のようで、サイドチェンジなどが皆無。そのため、プレッシャーの強いところに引っかかってはミスパスでボールを失うことを繰り返していた。ディフェンスラインもただクリアするだけで、そんなクリアボールをフィジカルに勝るドイツが拾うことは自明の理。あまりの規律のなさに愕然とする。そんな中でも日本の決定機は2度あった。どちらもGKさえはずせば得点を得られる形であり、そこは決めてくれと真面目に思った。ドイツは攻めるも決定機が作れていなかった。ドイツ守備陣には集中力が無く、守備の不安を改善できていないのが良く見て取れた。なんといっても、ラインを安定させるまでが遅い。あれじゃあ決勝トーナメントでは勝てないだろう。

後半はそこそこ面白い展開に。ハーフタイムでジーコがどんなアドバイスをしたのかわからないが、プレッシャーを受ける前にパスをさばくことが多くなっていた。ディフェンスも落ち着いて対応することが多くなり、ドイツにセカンドボールを渡すことが激減した。ジーコに修正力はあるみたいでちょっと安心。ただ相変わらず規律は見られず、そのためにプレッシャーが強くなったときに弱い。また、選択肢が多いときほど遅い。ひとつでも自信のある形があれば、どちらももう少し改善できると思うんだけど。そんなわけで、先制点は「選択肢の少ない」カウンターから生まれる。高原はブンデスで何度も同じ場面を外していた気がしたが、レーマンのポジショニングのまずさもあって得点となる。…このレーマンがチャンピオンズリーグのレーマンと同一人物には見えないのだが…。先制点を取られたことでスタジアムは騒然とする。なぜなら最近のドイツには、先制点を取られるとディフェンスラインが混乱し失点を重ねるというパターンが多いからだ。案の定、不安は的中する。なんでそんなにディフェンス軽いの???という、あきらかにコーチングミスなシチュエーションを作ってしまい、高原が楽々と2点目をゲット。いくらなんでも守備がおそまつ過ぎまだよドイツさん。

2点を先制されると、ドイツ攻撃陣の動きが変わる…かと思いきや、あんまり変わらない。どうもこのドイツ代表はメンタルが弱いようだ。ただ、それでもドイツはドイツ。いかにもクローゼなゴールと、シュバインシュタイガーにしては珍しいゴールでサラっと同点に追いついてしまう。というか、どちらもわかりきっている工夫も無いセットプレーだったのに、失点してしまう日本ディフェンスラインはどうなんだ。

この直後、日本は大黒を投入。この大黒が大ブレーキを見せる。パスを受けるところまでは完璧なのに、ゴールが決まらない。大黒が作った決定機に代わりは無いが、今日の高原だったら決めてたようなものばかりだった。大黒が3つくらいあった決定機を1つでも決めていれば、大変大きな収穫を得ることができたのに。その後はあんまり締まらない展開になり、結局2-2の引き分けにて試合は終了。いくら親善試合とはいえ、もう少し締まった試合だとうれしかったか。特に、早朝に前半のような試合を見ろというのは少し辛い。

総評としては、まず中澤と大黒の調子の悪さが露呈したことをマイナスポイントとしたい。ちょーっとやばいんじゃないの?ってくらいに。特に中澤は、競り合いだけでなく足元にも不安を残す状況。体が重そうだった。大黒は自分の持ち味である「決定力」をガンバに置いてきてしまった感じ。どうしちゃったんだ?もしかして愛犬のラオウをドイツに連れてきてないのか?また、中盤のオプションをひとつも試さなかったのはかなり痛い。加地が怪我したことが予定外だったとしても、玉田より小野か稲元を試してほしかった。ただまあ、中田をはじめとした中盤4人の守備の意識がかなり高かったので、バランス崩したくないってのがあったのかもしれない。

今更ながらに感じたのは、やはりこのチームにはオートマティシズムが欠如しているということ。定番の攻めがない。先にも書いたけど、選択肢が多いときの攻めほど不安定。そしてグラウンドの使い方が狭い。サイドチェンジをチャレンジもしないから、プレッシャーばかりが高まって潰される。何度も何度も同じ失敗を繰り返す試合は、見ていて疲れる。ひとつぐらい「得意な形」ってのが見えてこないもんかねえ。

プラスだったのは、中田と高原のコンディションがとても良かった点。あとハーフタイムでわりとチームが修正された点。でも試合を通してドイツのディフェンスがグダグダだったから、なんとも言えないか。ドイツに崩されることがあまりなかったのは、ドイツが3バックの弱点を突いてこなかったから。というか、サイドも裏も思ったほどついてこなかった気がする。バラックお得意のミドルも少なかった。ドイツにとっては、怪我しなかった以外に得るもの無さそうな試合だったんじゃないだろうか。

最後に。やっぱりテレビ朝日の松木&角澤アナウンサー起用には疑問を持たざるを得ません。眠いので文体が乱れているのにはご容赦ください。とりあえず試合を1回見たところでの感想はこんな感じです。






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