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息をのむ地層断面と三原山登山。東京から2時間の日本最高級ジオサイト「伊豆大島」【PR】 #tamashima #oshima


伊豆大島取材 #tamashima #oshima

東京都多摩島しょ魅力発信事業の取材にて、伊豆大島に来ています。2日目は昨日とはうって変わって快晴。今日の目的は、伊豆大島のシンボルである「三原山」に登ることです。伊豆の住民にとって、忘れられない1986年の噴火。あの映像はいまでも鮮明に覚えています。

あの三原山に登ります。

 



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三原山に行く前に地層断面を見に行こう

さて、この日もレンタカーを借りました。実は元々バスを使おうと思っていたんですが、やはりレンタカーの日程的融通の効き具合には逆らえず。この日レンタカーで無理してでも行きたかったのがこちら、地層断面です。

元町の港から車で約15分。道路脇が開けた瞬間に見えてくるのが、この地層断面です(地元では地層大切断面と呼ばれていることもあり)。

 

伊豆大島取材 #tamashima #oshima

実は昨日も雨の中通りかかったのですが、絶句ですよ。事前情報がなかったら、な、なんなんだこれは…とつぶやくこと間違い無し。

とにかく地層のサンドがめちゃくちゃきれいにでているんですね。これこそ伊豆大島と火山の関係をはっきりとしめす証なんだとか。

以下、伊豆大島ジオパークの説明を引用します。

 

100層ほど積み重なった見事な縞模様は、おおよそ150年前後に1度と言われている大噴火によってスコリア火山灰主体の降下堆積物で形成されています。大島では“バウムクーヘン”と呼ばれるこの地層は、1953(昭和28)年道路建設工事中に偶然発見されたもので、長さ630m、標高70m前後の都道沿いに高さ24m程に渡って続いております。自然遺産的な価値を有するものとして海外の火山研究者にも広く知られています。(中略)路面壁の一部分はおおよそ15000~20000年以前と言われています。巨大バウムクーヘン地層の下には海面まで、さらに約5000年以上の噴火の歴史が重なっているそうです。

地層大切断面 – 伊豆大島ジオパーク・データミュージアム

 

なんとこんなにカジュアルに2万年前の地層を見ている、ってことなんですか…。道路工事中に偶然発見されたというストーリーの通り、道路脇に突然出てくるので相当に驚きます。長さ630mということで、車で通っても1分くらいは見続けることになります。

伊豆大島取材 #tamashima #oshima

この日は手前にある駐車スペースに車を停め、徒歩で来ました。とにかくこの迫力!

最初は地層の押し出す力で湾曲しているものだとばかり思っていたんですが、実は元々の地形に降り積もっただけ(!)ということを聞いて2度ビックリ。

 

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個人的には、これを見るためだけに伊豆大島に来てもじゅうぶんだと思います。それくらいに異様であり、価値があり、そしてダイナミックに地球を感じることができる、日本国内でも数少ないジオサイトのひとつです。

これが東京から2時間の島にあるなんてなあ。東京都広すぎるよ…。

 

三原山で出合う三原神社の超パワー

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さて地層断面をじっくり堪能したあとには、三原山に向かいます。

三原山紹介:伊豆大島ジオパーク

 

地層断面からちょうど元町港の反対側に三原山の登山道があります。元町からだと、観光のスタート地点となる山頂口までだいたい20〜25分くらいですかね。1日に数本だけ登山バスがあるので、そちらを使ってもいいですね。ちなみにこの登山バス、展望台などでは一旦停止してくれる親切な運行で、さすがだと思いました。

さて、はやる気持ちを抑えて、登山の前に見ておきたいのがこちら、三原山山頂口にある、伊豆半島を向いた展望台。

 

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この富士山ビューですよ!まるで富士山が浮かんでいるように見えるのです。もちろん曇がたくさんたまっているところは海上です。まさか海上の曇が雲海のように見えるなんて思いませんでした。富士山の手前にある山や地表は伊豆半島ですね。

富士山にテンションを上げたところで、では改めて行ってみましょう、三原山登山に。

 

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ちなみに今回の行程は、この図でいうと 山頂口 → 山頂遊歩道(2.2km 45分)→  三原神社 → 火口一周道路(2.5km 45分) → 山頂遊歩道(2.2km 45分:戻り) → 山頂口でゴール

と、約7km、2時間くらいのライトトレッキングです。

 

では、まず山頂遊歩道を歩きましょう。

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三原山は標高758mの山で、火口外輪の三原神社までの山頂遊歩道は舗装されており、老若男女を問わず気軽にトレッキングをすることが可能です。山頂口からは一旦下り、またじわじわと上りながら梺のなだらかな道を20分ほど歩きます。その後、上り坂を20分弱ですがぐんぐん登ると、山頂近くにある三原神社まで到着できます。

 

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上り坂の途中にはこうして平らなゾーンがあり、適度に休憩が挟めるようになっています。また、もしもの噴火時に火山弾をふせぐためのコンクリート避難スペースも随所に設置されていて、心強い感じ。

 

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山頂口から実に40分弱で、火口脇に設置されているこの三原神社に到着です。舗装路としてはこちらがゴールになります。ちょうど神社の向こうには先ほど歩いてきた道が見えるのですが、雲に入ってしまいました。そう、三原山は島にある高い山ということで、天気の移り変わりがなかなかダイナミックです。

さて、山頂近くまで来たことで気持ちは火口に向いていくわけですが、ここでちょっと待った!三原神社にお参りしてから進むようにしましょう。

なぜかって?

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こちらがその三原神社ですが、何かおかしいことが起きているの、わかりますかね?

実は周りの黒い岩は、見てわかるように溶岩です。そしてこの三原神社は、この溶岩が来る前からここに建っていました。

つまり…信じがたいのですが、溶岩が超ギリギリで三原神社を避けて通ったんです。2回も、です。この溶岩と神社の距離、最も近いところで2センチだそうですよ。に、2センチですよ…。これ、少しでも触れていたらそもそも焼け落ちていたかもしれません。なんというか、僕は心霊的なものは一切信じないのですけど、これには何か不思議な力の存在を感じざるを得ないというか…。説明し難い、ですね。

そんなこともあって、今では三原神社は「厄除け」としてありがたがられているそうです。

 

火口を回る「お鉢めぐり」

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三原神社にお参りをしたなら、あらためて三原山の火口めぐりをしましょう。この通称「お鉢めぐり」と呼ばれる火口一周道路は、ぐるりとまわって約45分のライトトレッキングコース。回り方には時計回りと反時計回りがあり、どちらも三原神社近くで火口展望所へ行くかどうかの分かれ道があります。

今回僕は半時計回りコースを選択。火口展望所には最初にいくことにしました。上記写真はその途中の道の風景。どうですか、この非日常的な光景は。火口付近に生えているのはススキがほとんどで、黒と黄金のコントラストを構成しており、ここに曇が入ってくることでもやのかかった不思議な世界を構築しています。

 

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曇が晴れてくると…あっ、火口はもう目の前でした。

 

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こちらが火口展望所から見る三原山の火口です。ところどころから水蒸気があがっており、地熱の高さがうかがえます。

が、残念ながらここでは火口の底まで見ることができません。ではどうしたらいいのか?それはお鉢めぐりです。火口一周道路を回ると、その途中で火口の底まで見ることが出来るそうです。

 

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というわけで、完全に未舗装というか、溶岩スコリアの上を歩く一周路へと舵を切ります。

この火口一周路は、前述のとおり約2.2キロ、アップダウンもそこそこなライトトレッキングです。特徴として、スタート地点をはさんで西側が最近溶岩の流れた跡を歩くスコリア地帯、東側が古い溶岩と砂利の上を歩く砂利道地帯となっていることでしょうか。僕はたまたま半時計回りを選択しましたが、上りがスコリア、下りが砂利道となっていて、個人的にはどちらも歩きやすかったです。これが逆だったら苦戦していたかも…と思ったので、トレッキングを普段されない方などは、この半時計回りをオススメします。

 

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さて、火口一周路を15分ほど歩くと、もっとも標高の高いところに到着するのですが、それを目前にして、カラスを発見しました。750mの高さまで飛んでくるんですねえ。火口近くにはところどころに測定器が置いてあって、マグマの活動を監視していました。三原山は、今でも生きているのです。

 

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こちらが火口一周道路の途中にある、火口展望台からの眺め。実に直径300m、深さ200mほどだそうです。

実はこの展望台には柵がなく、ドキドキしながら下を覗くことができます。

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噴火してしばらくは溶岩だまりのようになっていたようですが、今は岩というか、砂というか、溶岩の堆積物で埋まっています。とはいえ、地熱的にはけっこうな温度があるのだとか。

実は休火山の火口見るのが好きなんだなって最近気がついたんですが、けっこう火山ごとに違うもんなんだなあというのを感じています。火山にも個性ある。当たり前かもしれませんが、それを国の中だけで感じることのできる日本って、本当に火山国なんですねえ。

 

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地層も美しい。

 

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さて、前述のとおり火口が見える場所はまだ折り返し地点の少し手前です。ここからもう少しスコリアの道が続いて、そのあと突然足下が変わります。

雲もまた出てきましたね。急に見えなくなりました。

 

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さて、そうこうしていると、火口の反対側にまたものすごい景色が見えてきます。実はこれ、日本で唯一のあるもの。

わかりますか?5秒くらい。考えてみてください。

 

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はい、ではまずこの場所の名前から。こちら、「裏砂漠」といいます。

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もういちど同じ写真を見てみましょう。

こちら、三原山の梺に続く日本で唯一の「砂漠」なんですよ。「砂丘」はあるけど「砂漠」はここだけ。意外ですよね。僕も今回の旅まで知りませんでした。時間に余裕があれば、こちらの砂漠も歩くことができます。馬で行くこともできるそうです。

今回は見るだけで通過します。 

 

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火口付近は水蒸気と雲とがあいまって、とても幻想的な雰囲気に。

 

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ものすごい高さのところを歩いているような写真が撮れますが、700mくらいですからね。でも十分な雰囲気があって、トレッキング初心者にはとても楽しいですね。

 

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もう少し進むと、反対側に別の火口も見ることができました。本当に何度も噴火しているんですねえ。

 

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あとは細かい石?砂地を10分ほど下ると、再びすすきのゾーンに戻ってきてゴールです。

 

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三原神社の向こうに富士山が見えました。ゆっくり写真を撮りながらきて、ここでちょうどスタートから2時間でした。

 

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いやーおなか減りましたね、ということで、山頂口にある「名代 歌乃茶屋」にてランチをとります。

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実は絶景系のランチスポットでした。すごい。この眺めもまたすごい。

 

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あしたばとそばのセットである「天ぷら定食」を頼みました。おいしい。おなかが減っていたのもあるけど、おいしい。島唐辛子をかけて食べるとよりおいしかったです。激辛でしたが。

 

さて、以上をもちまして三原山トレッキングも終了。船まではあと1時間ちょいくらい。となるとやりたいことは…浜の湯へのリベンジです!!!!

 

 

 

晴天の浜の湯キター!

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昨日は荒天で景色が残念でしたが、今日はどうでしょうか?

 

 

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はい、絶景きた。なんと貸し切りです。写真も自由に、とのことでした(人が入ってきたら声かけてから撮ってね、とのこと)。すごい、のひとこと。向こうに島…と思いきや、あちら伊豆半島です。天気がいいとここからも富士山が見えるそうです。

ものすごい。

これで300円だものなあ。

この温泉は本当に来たほうがいいです。朝晩と2回きてもいいくらいですよ!

浜の湯

 

さよなら伊豆大島

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あとはレンタカーを返して、またも岡田港に行き、ジェットフォイルに乗って帰ります。なんだろう、不思議と「帰国する」みたいな気分になっちゃうのは、この離島ってものの性質なのかもしれませんね。

また来たいぞ、伊豆大島。

ありがとうございました。

 

1日目はこちら

昭和と温泉と街並みと火山と人情。遠くて近い雨の伊豆大島で軽くタイムスリップしてくる【PR】 #tamashima #oshima | [東京の離島] のエアロプレイン

 

伊豆大島関連リンク

伊豆大島観光協会

伊豆大島へ遊びに行こう!/東京の観光公式サイトGO TOKYO

観光情報 – 東京都大島町公式サイト

TOP|tokyo reporter 島旅 & 山旅

 

 

 

この旅について

今回の伊豆大島の旅は、東京都「多摩・島しょ魅力発信事業」に旅費と記事制作費を負担していただき、作成しております。

取材に協力いただいた関係各所および個人のみなさんに感謝します。




 

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About norio nakayama

ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。旅メディア「Linkトラベラーズ」編集長。同じく旅メディア「たびねす」ホテルガイド。Yahoo個人ニュースオーサー。Getty Images/iStock 登録Photographer。500px Photographer。JFA公認フットサル/サッカーC級コーチ所有。 合同会社オラニエ代表。同時にアジャイルメディア・ネットワーク株式会社ブロガー施策担当。 好きなラーメンは味噌とトンコツ。好きな麺の堅さはハリガネ。チャーシューはむしろいらない派。好きなブランドはポールスミス。好きな紅茶はマリアージュ・フレール。足のサイズは26.5cm。

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