EF-M28mm F3.5マクロ IS STM がどんなか一足お先に試してきた(開発機版)

CANON EOS M2,CANON EOS M3,写真に関するEF,F35,IS,M2,キヤノン,レンズ

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

EOS M用の新作レンズとして発表されたEF-M28mm F3.5マクロ IS STMは、最大撮影倍率が1.2倍だったり、レンズの先端にLEDリングライトを備えていたり、ハイブリッドIS搭載だったりとかなり注目のレンズです。そんな新作はすでにキヤノンのショールーム(銀座、品川、大阪、名古屋)ではタッチアンドトライすることができますので、早速行ってきました。「買う前提」目線でのレポートをお届けします。

なお、当然ながら開発機であり、出てきた画像を持ち帰ることはできません。試用感中心のレポートになりますので、ご了承ください。

とにかく軽い!

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

今回の開発機はEOS-M10にセッティングされていました。まずは持ってみた感想ですが、とにかく軽いなと。130gの仕様は伊達ではなく、この軽さは驚異的です。しかも手ブレ補正のハイブリッドIS入ってますからね。これならF3.5でも十分に納得かなあ。

 

実用的な先端LEDリングライト

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

気になる先端のLEDリングライトは、レンズ側のライトボタンを押すことで点灯/消灯が出来ます。1度押しで左右が強で点灯、もう一度押すと弱に、さらに押すと消灯します。また、長押しで左右片方ずつの強点灯、弱点灯を切り替えることも可能で、なかなか使い勝手がいいなと。給電はカメラ本体からということで、どれくらいの電池消費になるのかは気になるところですね(LEDなので些細かとは思いますが)。
 

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

LEDを点灯すると確かにいい感じで、この写真は編み込まれた布を接写したものですが、しっかり明るく白く撮れているのがわかります。ワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体までの最短距離)が13mmというレンズですから、被写体には影がかかりがち。このLEDレンズはかなり実用的で強力に機能するのではないかと思われました。

 

スーパーマクロモードは使いどころを選ぶかも

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

さて、今回のレンズは沈胴式で、収納状態からロックボタンを引いて解除しつつグリップをまわすことで通常モードへ、さらに回すことでスーパーマクロモードへと変形します。11−22mmと同じような仕様ですね。モード切り替え時にもロックボタンの解除は必要。通常モードでの撮影範囲距離は97mm~無限遠の撮影が可能ですが、スーパーマクロモードでは93mmから110mmに限られます。

これがどういうことかというと、通常モードではそこそこ近いところ(マクロ)からとても遠くまで撮影が可能ですが、スーパーマクロモードでは、ともて近いところ(スーパーマクロ)からそこそこ近いところ(マクロ)までしか撮影できないということです。スーパーマクロモードはあくまで手元のみを撮影するモードであって、解除しないことには風景など遠景が撮影できませんので、近くを撮ったり遠くを撮ったりという瞬発力の高い使用方法には向いていませんので、注意が必要です。

そう考えると、スーパーマクロモードってのはエクステンションチューブ的な感じなのかもしれませんね。この点、どういった仕組みかは教えてもらえませんでした。

 

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

と、いろいろ思うところはありつつも、最大撮影倍率が1.2倍というのは本当に魅力的で、EOS-Mみたいなお手軽ミラーレスカメラで本格的過ぎるほどのマクロ撮影ができるというのはものすごいことですね。本体に依存するとはおもいますが、合焦速度もなかなかで、いい感じでしたよ。

 

レンズキャップ/レンズフードは付属

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

次に付属品の話ですが、今回のレンズにはレンズキャップおよびレンズフードが付属します。

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

レンズキャップには「EF-M28mm」と刻印されていたので、専用っぽいですね。レンズを収納していても、伸ばしていても、さらにレンズフードを装着していても使用できるタイプでした。

そのレンズフードですが、こちらはレンズへのねじ込み式。

EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM 開発版 タッチアンドトライ

簡単に付けたり外したりはできない感じですが、がっちりしていて、レンズ保護としては優秀な感じです。ただし、装着時にはLEDライトが使えないという弱点も。どのようなシーンでレンズフードを使うかは、考える必要がありますね。付けっぱなしって選択肢はないかなあ。

 

のりおのまとめ

ということで、20分ほどのタッチアンドトライでしたが、おおむね感触は良好。よくできたレンズで、そのユニークさを考えると、これが実売4万円前後で買えるってのはすごいことな気がします。いわゆる「撒き餌レンズ」的な側面もあるかもしれませんね。特に僕の場合は11−22mmのレンズを常用してますので、28mmのレンズを買い足すのはけっこう現実的。このレンズを付けっぱなしで楽しむってのも、面白いかもしれません。

ということで、「買い」決定ですね。

なお、けっこうしっかり触ったかな?とは思いますので「ここが聞きたい」などあればFacebookやTwitter、コメントなどから質問してください!

 

(追記)
液晶画面は撮影不可だったのでは?という質問をいただきました。僕の場合聞いた上で撮影しましたし、そもそもスタッフとマンツーマンだったので先方も目の前で見ていたはずなのですが、特に何も言われませんでした(もちろんSD入れての撮影データ持ち帰りはNGと言われた)。いちおう大丈夫だと判断してアップしていますが、しかるべきところから取り下げの連絡が来た場合は取り下げる可能性もありますので、ご容赦ください。

 

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM

マクロレンズスペシャルサイト|キヤノンEF-M28mm F3.5 マクロ IS STM