【ヤマハのスマ免】大田区で2級小型船舶免許を取得する場合のあれこれまとめ

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小型船舶免許2級

突然ですが、小型船舶2級の免許級のライセンスを取得しました。というのも、いままで都内の水路や横浜のクルーズなどに出て、ボート運転したい熱が高まっていたからです。結果からお伝えしますと、無事に1発で合格できて安心しました。

して、そんな取得に向けては色々とポイントがありますので、今回はそれをメモ程度にまとめておきます。

 

ヤマハ発動機の免許取得サポート「スマ免」を利用

今回は、前回イベント時のヤマハさんの勧めと親切なサポート(ブロガーイベント参加者向け免許取得プログラム)もあって、オンラインで学科の勉強が出来る「スマ免」を利用しました。もちろん実費です。

そもそも船の免許は国家試験であり、別に民間講習を受けなくても直接受験はできるのですが、実技試験があるため、日常的にボートに乗っていない限りは合格が難しい模様。ということで、ヤマハさんらの免許スクールに行くのが王道となります。

ちなみに今回僕が取得したのは、小型船舶の2級免許。1級との違いは陸から航海できる距離の遠近です。2級の場合はちょっとそこまでの距離ということで、海図などの知識が免除となっていて、気軽に受けられます。

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で、↑こちらが2級の取得コース一覧(ヤマハのサイトより引用)。基本的には「学科講習」「実技講習」「国家試験の学科試験」「国家試験の実技試験」の4ステップをこなすことになります。国家試験の身体検査ってのは視力と色覚が問題無ければ大丈夫です。

ポイントは学科講習と実技講習の受け方です。まず学科講習は1日のもの、半日のもの、オンラインのものがあります。このオンラインのものが「スマ免」と呼ばれるタイプですね。

また実技講習は1日のものと半日のもの、さらに1日で講習と試験をやってしまうという豪快なものもあります。

整理すると、

学科講習
→自学(スマ免)するか、教えてもらうか。教えてもらう場合は1日か、半日か選べる。

実技講習
→教えてもらう。1日か半日か選べる。半日の場合は、さらにそのまま試験をしてしまうコースもある。

こんな感じ。

最短で1日(+学科の自学)、最長で3日にて免許取得のはこびとなります。そんな中から今回僕が選んだのは、2級スマ免コース。学科は自分で勉強して、実技は1日みっちりと教えてもらう「全部で2日かかる」タイプですね。1日で全部終わらせるコースも魅力的だったのですが、さすがにそれだと合格が不安と思いまして、この2日かかるコースにしました。結論としては、それが大正解でしたね。

 

スマ免での学習のポイント

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おそらくスマ免を選択する上で最も不安なのは「それで受かるの?」だと思います。極論を言ってしまえば受かります。僕が受かってますから(笑

ただ、ポイントは必要だと思います。

まずスマ免での学科講習を申し込むと、ログインIDとパスが届きます。これでスマ免のサイトへログインして講習を受けることになります。講習は教材のページがHTMLや動画、音声で解説される感じ。これが大変わかりやすくて、とても良かったです。自分の進捗が%表示で把握できたのはとても親切。

学科が終わった後は、対策問題の勉強です。問題は2種類あって「4択から選ぶタイプ」と「暗記しているかどうかを確認するタイプ」があります。前者は学科でやった内容が問題になっていて、答えをABCDから選びます。試験をやってわかったのですが、試験そのものも全て4択回答タイプなので、この対策問題をやるのが最も重要でした。問題に関しては知識を問われるものもありますが、多くは引っかけ問題。「適するものを選べ」なのか「適さないものを選べ」なのかを、確実に読み取る必要があります。僕の場合、本試験では、どちらになるのか全て確認しながら回答をしました。

後者の暗記系ですが、これは4択ではありませんので、問題の解答を覚えているかどうかが勝負となります。例えば「最大搭載人員の算出方法、小児は?」に対して「2人で1人換算」ということがわかっているかどうか、それが問われます。

ただ、試験を受けてみての雑感ですが、時間の8割くらいは前者の4択問題タイプにかけてしまって良い気がします。というのも、国家試験では「今日はA問題です」などと当日に説明があったんですね。それはつまり、問題が複数タイプあって、ローテーションで使われているということ。そして問題は持ち帰りが可能。つまり、出題される問題のほとんどは4択問題で「見たことがある」ものになるんじゃないのかな?という推測です。実際半分以上は見たことがある問題だった気がします(微妙に変わっている部分はあったかもしれませんが)。

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ちなみにスマートフォンでもスマ免の勉強は可能なのですが、PCからだとスマホと同じ4択問題集(計500問程度)に加えて、試験を模した70分制限付きの模擬試験3種類(1つ50問×3)も受けられます。僕はスマホでばかり4択をやっていた結果、この模擬試験がぜんぜん解けなくなってて、かなり焦りました。おそらく模擬試験は少し難しく作ってあるんですよね。そこでかなり追い詰められた結果、試験2日前であらためて学科内容を詰め込んだような状態でしたので、そこそこ疲れました。こんなふうにならないためにも(笑)とにかくスマホ4択と3種の模擬試験は早いうちにやっておくのが良さそうです。この約650問をやって、かつ模擬試験では毎回合格点数が取れるようなら、試験は大丈夫だと思います。

 

実技講習のポイント

実技講習ですが、行く前に学科講習をやっておくと、実技に関しても覚えが早いかなという気もしました。また講習日がけっこう重要で、3人セットになるか、1人だけになるかで、講習の濃度が変わってきます。僕の場合は1人でしたので、時間いっぱいまでみっちりと講習してもらうことができました。もちろん3人なら他の人の操作を「見て学習する」ということができますが、1人の場合は教官に何度でも見本を見せてもらえますので、そこに大きな差は生まれないかなと。

また、講習と試験地は同じ場所がオススメです。例えば大田区の羽田試験場で試験をうけるなら、実技講習も羽田試験場が良いでしょう。理由としては、まず気持ち的な部分があります。乗船したことがあるコースでの試験なら、講習を思い出せば良いだけなので、余裕が生まれるはずです。またなにより重要なのは実技に使う船と試験艇とが同じになるかも知れない、ということです。100%とは言えませんが、同じになったらかなりラッキーです。設備とか、クセとか、講習の段階でわかりますからね。ちなみに羽田試験場では講習・試験共有の船が2艇だけなので、50%の確率で同じ船に乗れます。

 

大田区試験場の諸注意

小型船舶免許2級

最後に大田区試験場(羽田試験場)に関するメモを。まず会場ですが、大変わかりにくいです。試験日にはこうした看板が出ていますが、当然ながら講習の時にはありません。

 

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実物はこんなで、プレハブ小屋です。その上堤防の向こうにあって、民家のある道路の高さからだとほとんど見えません。見逃しがちなので気をつけてください。また、駅からけっこう遠いので、それについても注意です。講習の際、ギリギリに駅に到着して「仕方が無いいざタクシー!」とか思っても、ほとんどタクシーいませんでした。走りました。

昼食についてですが、会場から7〜8分あるいたところにガストがあります。同じくらいの距離でファミリーマートとセブンイレブンもありました。

↑こちらガスト。道路向かいにファミマ。少し北側にセブンイレブン。

で、おすすめとしては、講習の時は昼休みが1時間しか無いので、買っていくのが正解です。最悪出前が取れるとは言ってましたが、時間が読めませんので。

また試験の時ですが、実際は70分かからないので早く退出できます。ただし、140分ある1級の試験終了まで会場には戻れません(1級も2級も同じ会場で同時に試験が行われます)。その結果、実技試験の順番によっては外で数時間待つこともあるため、ガストなどに移動して時間をつぶしつつ昼食が正解かと思います。駅から会場のあいだで、時間がつぶせそうなのは、このガストと飲食コーナー付きのセブンイレブンだけでした。ただ、ゆっくり試験の予習をするなら間違い無くガストです。土日は禁煙で嬉しかったですね。

実技に関しては、人が集まっていれば予定より早く試験が開始されることもあるようです。僕の場合も、10分前に行ったら「もう乗れる?」と聞かれて焦りました。実際には、準備を理由に落ち着いてから試験開始とさせてもらいました。あわあわしたまま実技試験したくなかったですからね…。

 

小型船舶免許2級

こちら会場の様子。試験の時は座る場所が指定されています。長机に2人座りますので、隣の人の動きがダイレクトに伝わってきます。貧乏揺すり等で机をゆするタイプの人だった場合には、はやめにけん制しておいた方がいいでしょう。試験に集中できなくなるので。

実技中に貴重品を入れておくロッカーはありますが、いわゆる下駄箱サイズの小さなものです。ひらくPCバッグも縦にしないと入りませんでしたので、当日はA4サイズ程度の持ち物が良さそうです。

 

のりおのまとめ

ということで、今回はヤマハさんのスマ免を使っての受験でしたが、特に問題も発生することなく合格することができました。学科試験は50問中4問間違い、実技試験は点数わかりませんが、そんなに大きく減点された覚えはありません。特に実技に関しては、事前に受けた実技講習が素晴らしかったので、かなり満足のいく出来になった気がします。

実際スクール+国家試験である程度の時間と出費が必要になりますので、どうせなら1度で受かりたいですよね。聞けばヤマハのスクールに通っての受験は合格率97%(!!!)なんだとか。さすがというか。ポイントを押さえているというか。

とにかく1度で受かりたい!ということであれば、ヤマハの講習をオススメします。そしてスマ免も(自学できる自身さえあれば)オススメですよ。移動時間にもスマホで勉強できるのは、電車通勤の僕にはぴったりでした。参考までに。

 

詳しいことについてはこちらから。

ボート免許の取得・更新 – マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

 

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