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デジイチを渡して自分の記念写真を「撮ってもらう」ためのいくつかの工夫

EOS 5D Mark III Body

デジイチを使っていてひとつ悩みがあるとすれば「誰かに記念写真のシャッターを頼みづらい」そこにつきます。普段デジイチを使っていない人にデジイチで撮ってもらうのは、大変に難しいのです。というか、そもそも自分で撮ったって難しいって話ですよ。

単焦点レンズで風景写真や集合写真を撮影する時には気を付けた方が良い。 | EOSKiss.com(for Family)
http://eoskiss.com/archives/845

↑こういう話もあるくらい。

そこで、なるべく普段デジイチを使ってない人にも上手に撮影してもらうため、カメラを渡す前にチェックしておきたい設定をご紹介します。(もちろんデジイチ利用者も参考になるはず)



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大事なのは「ボケないこと」「ブレないこと」

記念写真=記録写真で大事なのはこの2つ。撮りたいものがボケないこととブレないことです。この2要素に関してのみ突き詰めるのが、失敗を減らすための近道だと考えます。

 

F値を上げ、ピントの合う場所をオートに

まずはボケについて。ボケるときのパターンはほぼ2つに絞られていて

・ピントが合ってない
・被写界深度が浅すぎる

これに限ると思われます。

バルコニーの春

ピントに関しては、コンデジやiPhoneライクなら大丈夫そうな感じですが、ファインダーを覗いて…となると、途端に難しくなりますよね。1点フォーカスなどになっていようものなら、その原理から説明する…なんてのははっきりいって無理でしょう。X7みたいにタッチスクリーンならまだしも、ピントを合わせてもらえないのはゆゆしき問題なのです。

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM 撮影体験会

↑ 意図して手前にピントをあわせてください、と誰かに頼むのは難しい。

 

被写界深度なんてもっともってのほかで、デジイチ使っている人手さえ「F値ってどう使うの?」という人は少なくありません。単焦点で解放しか使ったことない人だっているくらいですよ。簡単にいうと、Fの値が小さければ小さいほど、ピントのあう「厚み」が浅くなります。単焦点でf/2.8なんかで記念写真を撮った日には、後列の人の顔が総じてボケちゃったりしますよ。

ということで、まずはピント位置が人に合いやすいよう、ピントの合う場所(測距点)をオート設定(カメラによって呼び名が違うと思いますが、とにかくカメラが勝手にフォーカス位置を選んで合わせてくれるモード)にしましょう。これが例えば中央1点ですとか、どこか指定の場所になってしまっていると、使ったこと無い人にとってはピントが永遠に合わせられないことになります。ピント位置がオートのモードであれば、おおよそ人にピントが合わせられるはず。顔認識なんかがついていればなお良いですね。

その上で、被写界深度をかせぐため、F値を上げましょう。つまり絞るわけです。カメラを絞り優先モードにして、絞りを自分で設定しましょう。これが解放値でf/2.8みたいな設定だと、ピントの合う場所が浅すぎて、ピンボケを誘発します。できればf/9.0〜11.0くらいまで絞って、まんべんなくピントが合うようにして、カメラを渡しましょう。

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM 撮影体験会

↑ f/14.0 ↓ f/2.8 飴が人の顔だと思ってください。

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM 撮影体験会

ぜんぜん違いますよね?

 

ちなみにF値を上げるということは、手ブレしやすくなるということです。それについては次に解決します。

 

シャッタースピードが1/120以上か、ISOオートに設定する

F値を上げたことで手ブレしやすくなるのは、シャッタースピードが低下するためです。ではシャッタースピードをあげるためにはどうするか?ISOの値を高めることですよね。

世間的には1/60以下のシャッタースピードになると手ブレが発生しやすいと言われていますが、ここでは念のため1/120以上のシャッタースピードを目指したいと思っています。

Natural Bridge
↑シャッタースピードを遅くするときは、だいたい意図してこういう画を作りたいときです。それ以外では、なるべく早いほうが安全です。

 

カメラによってはISOをオートにしたとき、シャッタースピード下限を決めることができますので、1/120にしておけば大丈夫です。そうでなくてもISOオートのモードの場合は、おおよそ手ブレしないISOを選択してくれるはず。

これでボケないブレないカメラ操作をしてもらえる…はず。

 

何枚か撮影してもらう

カメラの設定はバッチリ。あとは撮影してもらうだけ!

ここでの注意点はただひとつ。複数枚撮影してもらうことです。できれば1枚ごとに仕上がりをチェックできれば最良ですが、そうでない場合でも、最低3枚くらいは撮影してもらいましょう。失敗の確率がかなり減らせるはずです。

 

番外編:試し撮りを見てもらう

さて、上記はカメラの設定でなんとかしようと試みましたが、いくら設定をがんばっても、構図はどうにもなりません。また、相手が操作を間違える可能性も否定できません。

そこで、お互いの時間が許すなら、こちらから1度試し撮りをして、操作と構図をなんとなしに伝えましょう。それだけでもずいぶん失敗率が下がるはずです。

 

まとめ

・ピントの合う場所の数を最大にする(1点とかはやめる)
・f値を8以上にする(絞り優先モードがおすすめ)
・ISOをオートにするか、shutterスピードが1/120以上になるようにする
・何枚も撮ってもらう

これで誰かに頼んでも大丈夫!なはず。記念写真がうまくいかない人も参考にしてみてください。

 

(2014/09/01追記)

Facebookで友人たちから追加のアイデアをもらいました。

・構図は広角気味で指定する
→足だけ切れていても気がつかない人が多数。前身いれてもらって、あとでトリミングする。

・連写設定で撮影してもらう
→有無を言わさず10枚くらい撮ってもらうことで、成功写真の確率を上げる

確かに!って感じですねえ。

(追記ここまで)

ということで

デジイチ使いにとって、記念写真というのは本当に難しい…んですけど、ここまでしなくてもiPhoneで撮ってもらっちゃうほうが失敗すくなかったりもするので、複雑な気持ちです。

なお、三脚使えというご指摘は謹んでご遠慮させていただきます(観光地で三脚かかえて歩きたくないよ)。

 

それでもどーしても、という場合にはベルボンの軽い三脚がオススメ。

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次回予告(仮)

シャッタースピードの限界まで手持ちで撮影する!

 


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About norio nakayama

ブロガー、ライター、フォトグラファー、アドバイザー。旅メディア「Linkトラベラーズ」編集長。同じく旅メディア「たびねす」ホテルガイド。Yahoo個人ニュースオーサー。Getty Images/iStock 登録Photographer。500px Photographer。JFA公認フットサル/サッカーC級コーチ所有。 合同会社オラニエ代表。同時にアジャイルメディア・ネットワーク株式会社ブロガー施策担当。 好きなラーメンは味噌とトンコツ。好きな麺の堅さはハリガネ。チャーシューはむしろいらない派。好きなブランドはポールスミス。好きな紅茶はマリアージュ・フレール。足のサイズは26.5cm。