F-01Fで上手に撮影するコツまとめ。スマホのカメラを使いこなそう!

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ケータイ会議にてARROWS NX F-01Fをレビュー中です。今回のケータイでは特にカメラに注力して使い勝手を探っていますが、上手なカメラの使い方に関してそろそろまとめておきたいと思います。

脱・タッチシャッターで露出に気を配ろう

F-01Fのカメラは基本的にはフォーカスとシャッターだけという、とてもシンプルな作りです。それでもがんばれば雰囲気のある写真を撮ることができます。

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そこで、まずは「脱・タッチシャッター」です。というのも、タッチシャッターではピントの善し悪しと露出(明るさ)が撮影されるまでわからないという欠点があるからです。これでは自分で吟味して撮影するというのがかなえられません。

カメラ設定→その他→タッチシャッター

から、ぜひタッチシャッター機能をオフにしてみてください。

露出とホワイトバランスの上手な合わせ方

F-01Fのカメラは本当にシンプルで、全てはピントを合わせた場所で決まります。この全てとは、露出もそうですし、ぼけ具合やホワイトバランスなんかも全てはピント位置で決まるわけです。

だから

「ピント表示位置を制す者はF-01Fのカメラを制す」

こうなるわけです。

肝心の合わせ方ですが、まずは以下の例を見てください。

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これは蛍光灯の位置をタッチしてピントを合わせています。蛍光灯が明るいので、写真としては全体的に暗い写真が撮れそうです。基本的に、明るいものにピントを合わせたなら暗い写真が、逆に暗いものにピントを合わせたら明るい写真ができると思ってください。

で、ここからが肝心です。F-01Fでは、一度タッチしてピントを合わせると、ピントが合う距離がしばらく固定されます。つまり、自分と撮影したいものの距離が変わらない限りは、多少動いても大丈夫ということです。なので、例えば少しだけスマホの位置を動かして、ピント表示枠の下から蛍光灯を外してみます。すると…

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はい、全体的に明るくなりましたね。先にも書きましたが、大事なのはスマホと撮りたいものの距離ですから、例えばピントを合わせてから自分が前後に動いたりするのはNGです。かまえた手を少しだけ動かして、ピント表示枠の下にあるものの明るさを変えてください。ちなみにピントが保持されるのは10秒ないくらいなので、ささっとね。

こちら同様の例で、空を撮ろうとした時、ピントを空に合わせてから、ピント表示枠の下が青空なのか雲なのかでこれだけ違うという露出の例です。ピントの位置は変えず、ほんの少しだけスマホの位置を動かしています。

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ピント表示枠の下の明るさを少し変えるだけで、構図がほとんど変わらなくても、ずいぶん写真の印象が変わりますね。

なおオートで撮影する場合のISO感度上限はISO800とのことですから、あんまり暗いところで手ブレ無しの撮影ってのは厳しいかもしれません。そこにも注意してみてください。

横位置ではボリュームボタンを使ってシャッターを切る

横位置の時に使いたいのが、ボリュームボタンでのシャッターです。ボリュームアップボタンでシャッターが切れるんです。で、その時に手ブレをしにくい持ち方は以下の通り。

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大事なのは3点保持と、シャッターの直下を支えること。この例を守ると、左手の人差し指で1、親指で2、右手の親指で3、右手の人差し指でシャッターを切る感じですね。ポイントは3の親指の位置で、かならずシャッターの直下に置くようにしてください。これだけで手ブレをかなり防げるはずです。

なおF-01Fはレンズ位置的に指が写り込みやすいので、気をつけてみてください。

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こうなると、少し恥ずかしい(笑

あとは携帯に限らず、コンデジでも使えるテクニックです。

ガラスの向こうを撮る時はカメラをガラスに貼り付ける

ショーケースの向こうや窓ガラスの向こうを撮影したい時、ありますよね。そんなとき、カメラレンズとガラスの間に距離があると、映り込みが発生します。なので、ショーケースの中を取りたい時などは、ガラスにレンズをくっつけてしまいましょう。くれぐれもガラスを傷つけないように、そーっとやってください。

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こんな感じで、映り込み無しでの撮影が可能です。

ボケさせるには、ピントが合ったものとボケるものとの間に距離が必要

背景がぼけると上手にとれた感じが出ますよね。

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こんな感じ?

大事なのは、ピントが合ったものと、ボケるものとの距離です。

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この例に置き換えると、撮りたいものがオレンジのバラで、背景が遠くにあります。これさえまもれば、携帯のカメラでも十分に背景をぼかせます。

食事を撮る時、ピントは手前

スマホで良く撮るものといえば食べ物の写真だと思います。

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この時のポイントは、料理の中心よりも手前にピントを合わせること。そうするだけで、グッとそれっぽくなりますので、ピントを合わせる時に気にしてみてください。

ということで

ぜひ、すばらしいカメラを搭載しているF-01Fの写りを楽しんでみてください!

 

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