シリットのミルクポットで沸かしたお湯はまったく味が違う

2013/05/13おいしいものだけ紹介します(食全般),良いモノsilargan,silit,シリット,ヤカン,料理

お湯を沸かす機具を変えるだけで、お茶やコーヒーの味が劇的に美味しくなるって信じられますか。味噌汁の味が、スープの味が、ステンレスの調理器具に比べて驚くほどに変化するって聞いたら、どう思いますか。

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昨年末、彗星のように我が家にジョインし、瞬く間にステンレスのヤカンと柳宗理ミルクパンの立場を奪ってしまったのが、このシリットのミルクポット(=ミルクパン)。こいつでお湯を沸かすと、飲み物が美味しいんです…。

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シリットは遠赤外線効果で湯を沸かす!

シリットは大きく分けるとホーローの鍋に当たるわけですが、そのコーティングがシラルガンという特殊な素材となっています。これはいわゆるガラス繊維であるセラミックで表面を加工してある製品で、ガラス繊維であるが故に、内容物に対して何の溶け込みもしないところがポイントです。それゆえに、水やスープに対してイオン的な味のとけ出しが無いのです。それどころか、セラミックによる遠赤外線効果が働いて、お湯の沸きが早いんです。

またガラス繊維であるがゆえに、匂いのこびりつきがありません。カレーを温めて、洗ってすぐにお湯を沸かせます。具材がこびりついたときは、専用の銅繊維の布で洗うと驚くほどキレイになります。とにかく手入れも簡単なんです。調理器具としての完成度が高すぎる。注意点としては、重さと持ち手のバランスの問題で水は半分以上入れない方がいいということがありますが、本当にそれくらい。こんなに速攻で我が家のキッチンを席巻した調理器具は、自炊歴20年の中でもありませんでしたよ。

 

もとは、ぜんぜん買う気じゃなかったミルクパン

実はこのシリット、妻が年末のセールで販売員さんに推されて買ってきた品で、当初は「こんなに高い…ミルクパン!?(実勢価格で9,000円~17,000円)」と思ったモノです。

ところが…こいつでお湯を沸かすと、驚くことにあのカルキの嫌なにおいがしないんです。それはまるで、伊豆時代の水道水=わき水を沸かした時のように、癖の無いお湯が沸くんです。だからお茶を入れた時に妙な渋みも出ないんです。コーヒーを入れると豆のオイル感や甘みが引き立つんです。味噌汁なんてミソを変えたかの如く味が激変します。なにより具材の味がぜんぜん違う。「これはどうしたことだ!」と驚きましたね。それまで我が家ではステンレスのヤカンでぐつぐつとお湯を沸かすのが定番でしたが、まずそのヤカンを使わなくなりました。10年くらい使っていたのに、一夜にして、ですよ。また、味噌汁を作るのに使っていた柳宗理のミルクパンも使わなくなりました。味が違いすぎるし、注いだ際の水切れもシリットのほうが良かったからです。シリットはいくらそそいでも汁が垂れてしまうことがありません。

こんな調理器具、いままでありませんよ。

ぶっちゃけ、高いです。ミルクパンに10,000円とか払うのは正気の沙汰ではないかもしれません(笑

でも、こいつで沸かしたお湯はプライスレスなレベルなんです。お茶好きなら絶対にその価値はわかります。もうステンレスのヤカンや鍋でわかしたお湯なんて飲めなくなりますよ。電気ポットは言わずもがな。ああ、もどかしい。この値段がゆえにゴリゴリに推せないけど、僕はゴリ押ししたい。だって満足感がすごいもの。

ということで、静岡県の中でもバツグンに水が美味しくて、関東の水道水やそれをわかしたお湯に17年間辟易していた僕が断言します。こいつで沸かしたお湯こそ、調理したスープこそ、本来の味だと。少なくとも今までとはまったく違うと。もちろん感じ方には個人差あるとは思いますが、ここはひとつ、試してみませんか。ああ、シリットこそ1ヶ月間モニターとかやっていればいいのに…。

お茶類やスープ類の真の実力を引き出すため、少し高いけど、ぜひ使ってください。シリットのミルクパン。ちなみに圧力鍋などのシリーズもあります。この圧力鍋で炊いたご飯がもはや釜焚きレベルでうまいのですが、それはまた別の機会にご紹介します。

とにかく…お湯を…お湯を沸かしてください。シリットで。

 

シリット・シラルガン(Silit Silargan)ドイツ製調理器具

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